JICA海外協力隊の世界日記

薬剤師のウガンダ秘境滞在日記

ウガンダの衣食住

『衣』

 チテンジと呼ばれる鮮やかなアフリカンプリントの布が各都市で売られており、服を仕立てることができます。
 派手な柄は赤道直下の強い陽射しと黒い肌に映えて、すごくかっこいい!!
 女性隊員たちは好きな柄のチテンジを買って服を仕立てています。
 写真は首都カンパラのチテンジ屋さんです。鮮やかな布に目移りしてしまいます。

『食』

 ウガンダ隊員からは通称「ウガ飯」と呼ばれているローカルフードです。
 ビーフ、チキン、豆のどれかのおかずに、マトケ(グリーンバナナ)ポショ(トウモロコシの粉を練って作ったもの)米の炭水化物を合わせて食べます。
 スープはトマト・玉ねぎ・塩で味付けされていて食べやすいです。また、主食として米が食べられるのは日本人にとって嬉しいところです。
 ただこれ以外にメニューの選択肢が少ないので9ヶ月経って少し飽き気味です。。
 マンゴーやアボガド、パイナップルといったフルーツはいつでも食べることができます。

『住』

 カプチョルワ病院の隣にある職員住宅に住まわせてもらっています。

 インフラは不安定です。
 電気は通っているのですが、ほぼ毎日停電があります。短い時で1時間。最長5日間。平均半日くらいです。
 

 水は朝の約2時間だけキッチンの水道からのみ出ます。
 これは、病院が24時間水を買うお金がないためです。病院も朝しか水道の水は出ません。
 手術室など水が必要な設備には雨水タンクが設置され医療スタッフはその水を使えますが、患者さんまではなかなか行き届いていない現状です。

 私も現地の人と同じように、毎朝水をジェリカンというタンクに溜めて使用しています。食器洗いや洗濯、水浴びに。
 写真(左)はジェリカンと水浴びや洗濯に使っているタライです。写真(右)は水道から出た水をペットボトルに溜めてみました。いつも白か茶色をしているので、飲み水にはしていません。

 初めてのアフリカ暮らしでは、家に大量の虫が入ってきて泣いたり、お腹を壊したり、雨季の暴風雨で部屋が浸水したり、下水管に穴があいたり、大小さまざまな事件もありました。
 でも、協力隊員として現地の人と同じ衣装を着て、食べて、近くで暮らすことで、水や電気が不安定でも生活ができるんだと驚かされます。
 また逆にインフラが不安定だから蔓延する病気があること、経済発展の妨げになっていることが見えてきます。
 なんとかしたいと思う気持ちと裏腹に、現地の人に助けてもらうことのほうが多い毎日ですが、少しずつ自分のできることをカプチョルワに還元したいですね。

 では、読んでいただいてありがとうございました。

 ケイタボン(現地語でありがとう)

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