人見知りソーシャルワーカーの活動日記

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小野 由貴
(岡山県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
ソーシャルワーカー
派遣国
アジア
モンゴル ドルノド県チョイバルサン
一言メッセージ
人見知りの恥ずかしがり隊員ですが、そんな自分だからできることもある(はず…)。ビビりながらも奮闘する日々をお伝えします。

 

底力! ~旧正月ウラ話~

2018.04.30

サインバイノー(モンゴル語で、こんにちわ)

大変ご無沙汰しております。

最近はモンゴルもずいぶん暖かくなり、日中は薄手の上着で外出できるほどです。

モンゴルには旧正月という最大のイベントがあります。モンゴル語ではツァガンサルといいます。今年は2月16日が元旦で前日が大晦日、翌日翌々日が日本でいう三が日というイメージです。その期間は、ご馳走を準備して家族や親戚で集まったり、職場の上司、日頃お世話になっている人や年長者の家を訪問して過ごします。モンゴルの人たちにとって、とても大切な行事です。また、長い冬が終わり、春の訪れを喜ぶお祭りでもあります。ツァガンサルを過ぎると春が来ると言われています。

・・・おや? ツァガンサルからあまりにも月日が経過していますので(汗)

今回はそのときの裏話をします。

旧正月に合わせて、モンゴルの民族衣装、デールを仕立てようと思い、お店へ行きました。モンゴルには街に布屋さん、仕立て屋さんがたくさんあります。

一枚目の写真は布屋さんです。色とりどりで様々な模様の布がずらりと並んでいました。

その中から好きな布を買って、その足で隣の仕立て屋さんにデール作製を依頼します。以前もお世話になった仕立て屋さんのお姉さんの所へ行くと、苦笑い。旧正月前のため、注文が集中しているとのこと。

彼女には、一日1着作っても間に合わないくらいの注文が殺到していました。「ここ最近はずっと深夜まで作業をしているのよ」と笑う彼女。旧正月用にと思っていましたが、もっと余裕をもって行けばよかったと反省しました。そこで、「私はあなたに作ってもらいたいから、旧正月に間に合わなくてもいいよ」と伝えて、お店を出ました。

もう旧正月には間に合わないだろうと思い、完全にあきらめていました。ところが、元旦の夜に彼女から「できたよー!今来れる?」と電話が!行かない訳がありません。

最後の仕上げをしている仕立て屋のお姉さん。顔出しNGとのことで、後ろから撮影。

皆が楽しんでいる元旦までずっと作業をしていたのかと思うと、本当に頭が下がる思いでした。私の分で最後かと思いきや、仕上げ待ちの2着が残っていました。これで本当に最後とのことでした。明日は休むと聞き、少し安心しました。何度もお礼を言ってお店を出ました。

じゃーん!

仕立ててもらったばかりのデールを着て三が日、お世話になっている家を訪問しました。

自分としても、とても気に入っているのですが、予想以上にデールをよく褒められました。モンゴル人のお世辞なのかもしれませんが、色がいいとか、縫製がしっかりしていると縫い目を眺めて言われます。どこの仕立て屋に作ってもらったのかと聞かれることもありました。本当に彼女のおかげです。ありがとう!

最終的に、ここで何を伝えたいかというと、

このエピソードも一例なのですが、モンゴルの人の底力、ここぞというときの集中力、タフさはものすごいということです。

なんだか敵わないなあ、と思ってしまう日本人の私です。