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学びたくなるサモア文化その①

 今回のテーマは、【文化~サモア文化を学ぶその①~】についてご紹介します。

 サモアに住むと学びたくなる項目がいくつか出てきます。

 その①、フレッシュココナッツクリームを作ることです。私は以前のブログで「サモアではジャムは自分で作るべし」で紹介しましたが、家にココナッツを削る器械がありません。その為ココナッツクリームが必要な時は、市販の缶を使うしかありません。しかし、ほとんどのサモア人は自家製ココナッツミルクを自分で作成します。今回、ココナッツを削る器械を使って自らココナッツを削ることができました。その後、ココナッツの実についている繊維に削ったココナッツの実を入れて折り畳み絞ると、フレッシュココナッツを作ることができます。フレッシュココナッツクリームはほんのり甘くて美味しかったです。

 その②、ココナッツリーフで編む手づくり籠バックです。サモアの市場に行くと大量のタロイモを入れたり、ウム料理を入れたりするのですが、この籠バックが頑丈で上手に編み込まれています。このバッグの作り方を学ぶ機会がありました。一本のココナッツリーフを半分にカットしたものを準備し、ココナッツリーフを同じ力加減で交互に編み込み、一回ずつ均等な幅になっているか確認し調整しながら作成していきます。最後の底の部分は、髪の毛を編み込みする要領で編んでいくと完成です。私に教えてくれたサモア人のお兄ちゃんはとても丁寧に作業をする人だったので、綺麗な籠バックを作成できました。

 その③、サモアンキッチンで作るウム料理の過程を知ることです。サモア人は日曜日のお昼は豪華なウム料理(トーナイ)を食べる習慣があります。このウム料理を作る過程はとても時間と手間がかかり大変な作業です。まず、火山岩の石を川から選び、着火します。その待ち時間の間に、タロイモやブレッドフルーツの実の皮を剥きます。フレッツシュココナッツ、細かく刻んだ玉ねぎ、塩を混ぜたものを数枚の若いタロイモで包み、バナナの葉、ブレッドフルーツの葉で包んだパルサミを作ります。石が温まったらその上にタロイモやブレッドフルーツ、パルサミなどを置きます。その上に更にバナナの皮を沢山置いて待ちます。これがサモアの家庭にあるワイルドキッチンです。今回は最初から最後まで見せてもらえたので、過程がとてもよく分かりました。

 これらは一部カルチャーセンターでも見ることができます。また、カルチャーデーの際には体験することができる場合もあります。是非、サモアに来られた際には体験したり見学していただきたい項目です。サモア人が優しく指導してくれますよ。

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