JICA海外協力隊の世界日記

常夏SAMOAの最新!ナビ

サモアの父の日

 今回のテーマは、【文化~サモアの父の日~】をご紹介します。

 8月の第2日曜日が父の日で、今年は13日がその日に当たりました。日本のお盆休みとも重なり、嬉しいことに日本から友達がなんと7人もサモアに来てくれました。せっかくサモアに来てくれるのならば、私としてもサモア文化を見てもらいたいと思い、サモア人の家族に相談して、教会のイベントを見せてもらうことにしました。

 私の家族はキリスト教の中のカトリックを信仰しています。宗派で少しずつイベントの内容は異なりますが、歌を歌ったり、踊ったりするのがサモアでは多いかと思います。父の日は盛大に祝われました。神父さんのお話しの中にも日本人が来てくれているよと紹介して下さいました。

 また、お話しがが終わった後に、お父さんはたくさんのレイ(首飾り)を家族から渡され、とても嬉しそうでした。レイは、もともとお花で作られていましたが、最近はお菓子がたくさん入ったレイもあります。私も患者様からお礼にとお菓子入りのレイをもらったことがあり、歯科スタッフと分け合いましたが、スッタフが歯科にお菓子を持ってきては駄目だよね。と笑いながら言っていましたが、しっかりお菓子を食べていました。話は戻りますが、お花のレイを私の家族は友達の分も用意してくれていていたので、友達は感激していました。また、男性は前に出てきてと声をかけられ、さらにお菓子のレイをもらいました。

 その後、たくさんの豪華な朝食が振る舞われました。母の日は、お母さんは椅子に座ってご飯を待っていましたが、今回は父の日であるため、お父さんが椅子に座ってお母さん達が用意するご飯を待っていました。約1時間半で教会のイベントは終わりました。

 その後は、自分の家に戻りサモアの伝統的なウム料理(蒸し焼き料理)を中心とした豪華なトーナイと呼ばれる昼食を食べます。サモア人は日曜日のトーナイに、とても力を入れて料理します。父の日のような特別なイベントの際は、さらにトーナイがグレードアップします。その食事を終えた後は、ゆっくりとお昼寝をするのがサモア流です。今回は友達の人数が多いので、トーナイは参加しませんでしたが、母の日にお家に行った際は、とても豪華な食事をいただきました。

 ちなみに私はサモア人のお父さんに赤ワインをプレゼントしました。

 日本人の友達もサモアの文化に触れる機会があり、とても喜んでくれました。サモアに来るならイベントのある日を狙ってくるのも良いですよ。きっとサモアらしい文化を体験することができます。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ