常夏SAMOAの最新!ナビ(織田隊員は帰国しました。)

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織田 千恵
(兵庫県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
歯科衛生士
派遣国
大洋州
サモア アピア
一言メッセージ
国立病院で歯科衛生士としてむし歯・歯周病の減少を目指し奮闘中です。サモアの衣・食・住・活動から旬の情報を発信します。

 

サモアにサイクロンがやってきた!

2018.02.11

生活

 今回のテーマは、【住~サモアにサイクロンがやってきた!】についてご紹介します。

 先週木曜日の事、私のお家のオーナーさんからメールが届きました。「週末までに大雨と強風の対策をして下さい。」との事でした。ルーバーにビニール袋を挟んで家の中に水が入らないように各自で対策をして欲しいと書かれてありました。私の家にはルーバーがなく対応できないため、オーナーに「何か良い方法があれば教えて欲しい。」と確認しました。すると、「あなたの家の窓にプラスチックを打ち付けに行くわ。」との返信がありました。「そうだ!同じ家に住んでいた先輩隊員がサイクロンの来る時に、プラスチックを打ち付けて風や雨が入ってこないようにするって言ってたなぁ。」数時間後、携帯のメールに「天候は良くなっているようなのでプラスチックを打つのはやめます。」との事でした。私の家はどうなるのだろうか。少し不安がよぎりました。どうやら週末に天気が大荒れになりそうだという情報を私は得ましたが、病院のスタッフにその事を話すと「そうなの!知らないわ!」とのんきなものでした。

 しかし、金曜日のサモアの新聞の一面にサイクロンが来ると載っており「これは大変だ!」と思いました。金曜日は朝から雨が降り、夕方にかけて雨も強くなってきました。活動終了後、私は飲料水を確保し、携帯の充電をFULLにし、バケツなどに水を溜め、大切な物をキャリーバッグに入れ、カーテンでできるだけ雨や風をガードするよう椅子で固定し、家具は濡れないように部屋の中央に密集させました。食料は3日分は対応できる準備もしておきました。

 金曜日の夜の10時頃から強風と大雨の音がし始めました。どうやらサイクロンが近づいてきた模様!深夜2時ごろ、今までに聞いたことのないほどゴーゴーという風音が我が家を襲いました。風で何かが大きな音でパタパタ鳴っています。何の音?この音はビニールシートが無ざまにも風にやられて、半分以上が風で飛ばされそうになっている音でした。いつの間にか、オーナーはビニールをうちの一部の窓に打ち付けてくれていた事に気付きましたが、あまり意味は無く、家の中はビチョビチョになっていました。この瞬間この部屋は終わったと思い、ドアを閉め、風を遮断しました。うちの家は飛ばされないのか?この恐怖はいつまで続くのか・・・約4時間続きました。さらにびっくりしたのは、早朝5時ごろ程停電になり、暗闇と豪雨でさらに恐怖が増しました。7時頃、やっと夜が明け、周りの被害が見え始めました。残念なことにお庭の木々は全てなぎ倒されています。更に私の家の中はビックリするほど水びたしで網戸に付いていたゴミが全て部屋の中に入っており、超汚い!今日は家の掃除と家でゆっくりしようと思いました。そんな中、サモアの家族や歯科スタッフもメールで大丈夫か?何か困った事があれば言いなさいと温かい言葉をかけてくれて、やっぱりサモア人は優しいなあと感じました。

 数時間後、被害状況はサモア人のFBやインターネットで流れ始めました。アピアの中心街、シェラトン、村などで冠水した映像を見て驚くばかりです。私は首都に住んでいるのですが、電気が使えませんでした。水は何とか大丈夫でしたし、キッチンはプロパンガスを使っているのでライフラインの問題は少なかったです。土曜の早朝から日曜日のお昼まで電気は使えなかったのですが、改めて水、ガス、電気の大切さを感じました。また、私は阪神淡路大震災後の日常生活が蘇りました。首都は比較的ライフラインの復旧が速いので助かりますが、郊外の村では復旧の目途が立ちません。明日、明後日は学校も休校です。

 私も明日活動先でいろいろと被害状況をスタッフや患者さんから収集していこうと思います。「備えあれば憂いなし」と言いますが、海外でも災害対策に必要な知識や対策を取る必要があると改めて感じました。皆さんもお気を付け下さい。大洋州は今の季節がサイクロンシーズンです。サモアの被害が大きい地域では、1日も早い復旧を望みます。