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サモアでの歯科衛生士としての幼稚園での活動

 今回のテーマは、【活動~サモアでの歯科衛生士としての幼稚園での活動~】についてご紹介します。

 明けましておめでとうございます。サモア語ではそのままローマ字読みしていただいてManuia le tausaga fou(マヌイア レ タウサガ フォー)と言います。その後、頬にキスをするのがサモア式の新年の挨拶です。今年の活動を開始した1月5日には、たくさんのサモア人と頬っぺたがベトベトになるくらいスタッフや患者さんと新年のご挨拶をしました。こんな体験も今年で終わりですが、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。さて、帰国まで残り3か月を切りましたが、今までと変わらずこの調子でブログは更新していきますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 さて、新春第1弾のブログは何にしようかな?と迷いましたが、やはり歯科衛生士らしく活動についてお話ししたいと思います。

 私がサモアの活動の中で力を入れてきた中で、幼稚園での歯磨き指導があります。

 私の活動先には、小学校と幼稚園を巡回するチームがそれぞれあり、私は主に幼稚園のチームで活動させてもらっています。なぜ幼稚園の活動を優先しているかというと、小学校に比べて人数が少なく、保護者が同伴であること、乳歯から永久歯に交換する大事な時期であり、必ず健康教育をする時間を設けているからです。幼稚園では、まず歯科健診を行い治療の有無を確認します。治療が必要な幼稚園児は、詰め物か抜歯の治療を受けます。歯科医師は、保護者に歯科健康教育を行い、セラピストは幼稚園児に歯科健康教育を行います。その後、幼稚園児と保護者と一緒に歯磨き指導を行います。この形式が今からのサモアでの予防活動で重要だと私は感じます。私は、歯科治療の補助と歯磨き指導を行っています。

 村を巡回することで、村の様子も分かります。例えば、海に近い場所であれば魚介類を摂取できますが、山の中にある場所であれば、タロ芋やパパイヤなどの摂取が中心となります。また、幼稚園や学校に行き、活動を終えると必ず昼食をいただきます。その際に出して下さるメニューを見ると村の財政状況や食環境の様子もわかります。また、巡回する村は車が無いと行けない場所が多く、初めて行く場所であったり、村人と話す機会もあり、私にとって村に行く事はとてもよい経験となっています。残りの期間も、幼稚園を中心に公衆衛生活動を行っていく予定です。サモアの子ども達と関わることで、こちらも元気が出てきます。今年もたくさんの子ども達に歯磨きの大切さを伝えていきたいと思います。

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