サバーイサバーイlaos日記

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大竹 恵実
(栃木県)

タイプ/職種
青年海外協力隊
助産師
派遣国
アジア
ラオス ヴィエンチャン市特別市
一言メッセージ
看護師3年、助産師5年の経験の後、青年海外協力隊としてラオスにやってきました。日本の医療との違いに衝撃の連続でしたが、ラオスの良いところに目を向け、“助産”というものを見直す良いきっかけとなっています。

 

待合室の改善

2019.03.11

病院での待ち時間…日本でもけっこう待たされることが多いですよね。みなさんは何をして待っていますか??私は、時間の有効活用と本を読もうと意気込みながらついつい、どこでも眠れてしまうので、うとうとしてしまいます。。
ここラオスでも患者さんの診療までの待ち時間は長いのが現実です。医療人材の不足や、検査システムの不具合が多かったり…あとは、、、出勤時間がみんなゆっくりだったり…(家族のことがなんといってもとても一番!仕事は二の次になりがち。あと雨の日は雨が止んでから仕事に来ます。安全第一。)そんなこんなで、患者さんが、診療まで、なかなか待ち時間があるのが現状です。患者さんの中には船に乗り、乗り合いバスを拾い、一時間以上かけて、病院に来てくれる人もいます。しかし、ラオスの忍耐強く温和な人柄のお陰でクレームを言うような患者さんは本当に少ないのに驚きます。私だったら、この状況耐えられるだろうかと、自信がありません。

私の配属になっている母子保健課では、妊婦健診やお産、予防接種やFamily Planningと呼ばれる避妊や将来の家族作りに関する相談などを担当し、女性と家族の健康への支援を担当しています。

日本では、あまり強く意識をしてきませんでしたが、病院は、医療を提供するだけでなく、患者さんが自らの身体を自分自身で守るための知識を得てもらうことや「これならできそう。やってみようかな。」と行動変容を促す健康教育をすることも大きな役割だと、ここに来て強く感じるようになりました。

やっとの思いで来てくれた患者さんを長時間待たせてしまったり、スタッフの都合で帰してしまうのは心苦しく、スタッフをせかしたりしたこともありましたが、スタッフに嫌がられる私…。涙

協力隊として、自分にできることは?と考えた時にそのような健康教育を実施するために女性と子供に関することについて学ぶことのできるコーナーを待合室に設置することにしました。

棚には、① 予防接種②栄養③母乳④妊娠・出産⑤Family Planningについて、もともとTVが流れていた画面には、母乳DVDの上映を行い、病院に雑然と置かれていたパンフレットの設置をしました。倉庫に眠っていた骨盤や胎内の赤ちゃんの模型や妊娠中のお腹の中の赤ちゃんの様子が分かる絵などを設置し、スタッフも時間の空いた時に説明してくれたり、パンフレットを配ってくれたりしました。

上の写真は、赤ちゃんがどうやって生まれてくるのか、興味を持ってくれたお母さんの妊婦健診に一緒に来た男の子。幼い子への教育もとても大切であると感じます。女性だけでなく、お子さんや旦那さんの家族も含め、興味のある内容を正しく学べるような環境を整えることで、自分や家族や周囲の人への健康を守れるようになってほしいと願っています。そして、この病院に来てよかったと少しでも思ってもらえる病院作りのお手伝いができたらいいなと思います。