JICA海外協力隊の世界日記

ルワンダ AMAHORO日記

ルワンダのことば事情

写真1:首都キガリでのホームステイにて。縄跳びで遊んでいたら、英語、フランス語、スワヒリ語を使って数を数え始めた子供たち。

Muraho! 皆さんこんにちは。

今回は、ルワンダのすごいところである「言語」についてご紹介したいと思います!

ルワンダの公用語は、現地語であるキニアルワンダ語、ベルギー植民地時代からの名残であるフランス語、2007年から追加された英語、少し前の2017年から追加された、東アフリカ共同体の公用言語であるスワヒリ語の4言語です。(英語が公用語へ追加された理由には、過去に起こったジェノサイドが影響しています。)

現地語のキニアルワンダ語は、ルワンダ全国民が話すことができます。他のアフリカ諸国では、民族が沢山いるため国内で話されている言語が100言語を超えるという国もありますが、ルワンダは全員がキニアルワンダ語を話します。

そしてルワンダの都市部では、英語またはフランス語は大抵の人が話すことができます!ホテルのレセプションの人や、政府機関などで働いている人、高等教育を受けている人は、大抵英語とフランス語を話すことができます。人によっては、スワヒリ語も流暢に話すことができる人も多く、本当にすごいなあといつも感心してしまいます。日本人は第二言語を習得するのもやっとなのに・・。

つい先日は、任地の友人を含むルワンダ人と飲みに行ったところ、英語、フランス語、キニアルワンダ語のごちゃまぜでの会話になり、わたしは何とか話題について行くのに必死でした。(笑)

一方で農村部に行くと、英語はほぼ通じません。たまに英語で基本的な日常会話を話せる子供や単語を並べて何となく意思疎通ができる方もいますが。農村部の年齢がある程度上の方で地域を束ねる役職についている方だと、フランス語は流暢に話せるけど英語はできないという人もいます。

写真2:配属先職員と農村部での調査中。農村部での会話は基本的に現地語のキニアルワンダ語です。

普段の活動の際は、基本的に郡庁の職員と話すときは英語、農家さんと話す時は現地語を使っています。ただ郡庁の中にも年上の方はフランス語と現地語の方が良いという人もいるので、人によってGoogle翻訳を存分に駆使しながらその人が話しやすいフランス語での会話や文書作成するように心がけています。(といっても、フランス語は全く上達しない・・。)

現地語のキニアルワンダ語は私はまだまだ言いたいことを自由に表現することが難しく、新しい単語を聞いては携帯にメモし、できるだけ新しい単語を使うようにして覚えようとしていますが、記憶がまったく追い付いていきません…。少しずつ単語を増やして農家の方と意思疎通できるようになりたいです。やっぱり現地語で話すと、とても喜んでもらえますし、意思疎通できるととても嬉しいものです。

最近はルワンダ語のことわざを覚えることにはまっています!外人がことわざを暗唱しているのはとても面白いようで、いくつか覚えたことわざを披露すると笑われ、すぐに現地の方と打ち解けられます!一番ウケのよいことわざは、「Ubuzima ni gatebe gatoki」、日本語でいう「人生山あり谷あり」です。カウンターパートに教え込まれました。

また、ルワンダの有名なポップスの曲を歌うのも、とてもウケが良いです。笑

過去の先輩で、現地語がネイティブレベルでペラペラの方もいます!もしルワンダ人が言っていることがすべて理解できたら、とても楽しいだろうなあと思います。特に、普段の3-4時間の本っ当に長~~~~いのミーティングで(いつも会議は2-3時間はやっています・・・。)、なにをそんなに話しているのか、私は一番知りたい!!!!

以上、今回はルワンダのことば事情をお届けしました!では!


SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ