日本人教師、600人の島に住むってよ in モルディブ(太田隊員は帰国しました)

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太田 洋舟
(愛知県)

タイプ/職種
青年海外協力隊
小学校教育
派遣国
アジア
モルディブ共和国 アリフダール環礁 ディグラ島
一言メッセージ
今やりたいことを仕事にして生きていれること、そして支えてくれるすべての方に感謝しています。絶海の常夏島から、のんびりした日常をお届けします。

 

スポーツ王は俺だ‼ in Maldives

2019.04.06

活動

 43、4日に「4th Multi game tournament -2019」、日本でいう運動会が幼稚園・小学校12年生を対象にありました。基本的にモルディブでは年に一度、学年や男女を分けて、こうしたスポーツ大会が行われます。私の任地では、小学校3年生以上のスポーツイベント(サッカーやハンドボール)は先に終えていたので、これが今年最後のスポーツイベントとなりました。

 計6種目(50m, ハードル走, 玉入れなど)を2日間に分けて行い、3チーム(赤, , 緑)ごとに合計点を競い合いました。写真は玉入れの様子です。特に2日目は教員だけでなく、中学生の生徒たちも積極的にサポートに入ってくれたおかげで、時間内にすべてのゲームを終えることができました。当日までの準備は去年よりも大変でしたが、小さな子供たちが楽しむ姿を見ることができ、本当によかったと思います。

 教員にとって運動会の企画・準備はとても大変です。それにも関わらず、子供たちにとってこのイベントは、別に無くても困るものでありません。しかし、こうした授業以外のイベントの積み重ねが、子どもの人生を少しだけ豊かにすると思うし、昔こんなことをやったなぁと、思い出して心が温まるような、そんな機会を提供するのも教員の大きな役割の一つだと感じました。

 これはハードル走の準備を完全に終えた時の写真です。日本のようなライン引きも綺麗な白線もないので、砂浜から砂を運んできて、すべて手書きで作りました。太陽がきれいに真上にきているのが、影から分かるでしょうか。滝のように汗を流しながら、インド人教師と現地のお父さん方と作ったのも、今となってはいい思い出です。

 また、今年は子供たちの練習指導、会場準備だけでなく、出場者の参加リスト作りも担当しました。本来は教頭(リーディングティーチャー)の役割ですが、自分は学校がある時間は仕事が少ないので、任されました。普段は現地教員がやる仕事をやれたのはいい経験でした。そして、今回の行事の準備期間、教頭と話す機会が多かったのもあり、教頭の仕事量の多さを知り驚きました。

 写真の左から2番目の人が教頭のジャクソン先生です。インド人ですが、去年から教頭を務めています。任地のディグラは教頭がもう一人いて、その方はモルディブ人女性です。

 最近は彼の家にご飯を食べに行かせてもらったり、将来の話から職場の愚痴などいろんなことを話します。もともとモルディブは役職や年齢に上下関係はあまりありませんが、特にジャクソン先生は教頭でありながら、いつも対等な立場でフランクに話してくれます。自分もいつか上の立場になる時が来ても、彼のようにありたいと心から思います。

 しかし母国以外で上の役職に就くというのは、決して簡単なことではないようです。現地教員、親、子供など、モルディブで教育を受けていない以上、どうしてもそこの差(gap)は埋まらないし、思うようにいかないことはたくさんある。現地教員も洋舟が思うほど協力的じゃないと、本音を話してくれました。確かにそこの差(gap)は埋めようがない。ならどうそればいいのか、どういう心持ちで仕事をしていくのがベストなのか、考えてはみたものの、まだ答えは出ません。

 運動会の話から話が逸れてしまいましたが、とにかく学びの多い、感じることの多い一週間でした。それではまた。