日本人教師、600人の島に住むってよ in モルディブ

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太田 洋舟
(愛知県)

タイプ/職種
青年海外協力隊
小学校教育
派遣国
アジア
モルディブ共和国 アリフダール環礁 ディグラ島
一言メッセージ
今やりたいことを仕事にして生きていれること、そして支えてくれるすべての方に感謝しています。絶海の常夏島から、のんびりした日常をお届けします。

 

未来への投資こそ協力隊の使命

2019.04.21

活動

 こんにちは。偉そうなタイトルをつけてみましたが、最近は幼稚園児に対する体育を実施して、体育教材を作りましたというだけの話です。先週から天気が一気に悪くなり、久々に雨の日が続き、雨期が近づいているのを感じます。気温も少し下がり、慢性的な脱水症状に苦しんでいた自分にとっては恵みの雨です。

 さて、一応私は「小学校教育」という職種でモルディブに派遣されていますが、校長の意向により、幼稚園児から10年生までの全校体育が週に一度始まりました。学校のグラウンドだけでなく、島中のサッカー場やバスケットコートなどを使って、基本的にはクラス担任が体育の授業を受け持つことになりました。そして私は現在、「何を」、「どのように」教えるかを授業前に現地教員にレクチャーする、コーディネーター的な役割を担っています。

 小学校1年生以上の体育教材の作成は済んでおり、現地教員もそれなりに授業を行うことができています。しかし、幼稚園の先生方は体育(運動遊び)の知識がほとんどないので、自分が体育授業を実施・撮影して、現地教員への指導と教材づくりを開始しました。

 1枚目の写真はボールパス、ここからサークルドッヂボールに発展していきます。2枚目はケンケンパの写真です。45歳のちびっ子たちは、まだまだ四肢も短くて、少しぽちゃっとしていて、とてもかわいかったです。同時通訳としても活躍していただいた現地教員の方々も、運動の内容等は把握できたと思うので、週に一度の体育の時間に、今回の経験と以下の資料を有効活用してくれたらと思います。

 私は写真のような写真と解説が書いてあるラミネート教材を全種目作成しました。年間計画もラミネートしてあり、授業内容を確認して、その内容のラミネート教材を抜き取り外に持っていき、それをもとに授業をするという流れになります。例えば、5年生の年間計画5週目の授業内容がBasketballなので、Key Stage 2(高学年)のファイルからBasketballの項目を抜き取り、それに沿って授業をするという形になります。

 ゲームばかりになり生徒の技術向上がない。書いてあることをただやって終わる、結局教員の指導力はほとんど向上していない。などと、感じる方もいるかもしれません。私も日本で教員をしていたら、そういう批判の目しか持てなかったかもしれません。しかしこれは、「1年8か月任地で活動してきて、自分が去った後もある程度のレベルの体育を続けるために、去る前に何を残すべきか?」という「将来への投資」を模索した結果であります。「日本の体育」の呪縛から抜けれずに遠回りもしてきましたが、「安全・全員参加・楽しむこと」の3つが守られていれば、それだけで体育は十分だと今は思います。

 こんな感じで、もう自分は活動終わりました日本帰ります、みたいな感じを醸し出してしまいましたが、まだ2ヵ月半ありますので、またの更新を楽しみにしていてください。それではまた。