日本人教師、600人の島に住むってよ in モルディブ(太田隊員は帰国しました)

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太田 洋舟
愛知県

タイプ/職種
青年海外協力隊
小学校教育
派遣国
アジア
モルディブ共和国 アリフダール環礁 ディグラ島
一言メッセージ
今やりたいことを仕事にして生きていれること、そして支えてくれるすべての方に感謝しています。絶海の常夏島から、のんびりした日常をお届けします。

 

帰国後も、まだまだ世界日記書くってよ。

2019.07.26

 2年間の活動を終え、73日に無事帰国しました。JICA海外協力隊 2017年度 1次隊 小学校教育 モルディブ共和国派遣改め、無職・太田洋舟です。現在は実家に住んでいるため、以前のように母親から世界日記更新の催促が来ることはないのですが、とにかく時間が有り余っているので近況を報告したいと思います。

 まず帰国後2日間の事後研修の外務大臣感謝状授与式というイベントの中で、私は光栄なことに写真のように、2年間の活動報告をさせていただきました。私をこの場に推薦してくださったJICAモルディブ支所の方、選んでいただいたJICA職員の方々には感謝しかありません。モルディブ共和国に派遣中もこのような公的な場で話す機会は何度もあり、私としては十分に慣れているつもりでしたが、今回話しているときは紙を持っている左手が震えるほど緊張しました。今振り返れば、モルディブでの発表時は、「完璧な英語を話す必要ない、とりあえず伝わればいい。」という、どこかに心のゆとりがあったからかもしれません。

 とにかく、より多くの方に私の活動とその成果を伝えることができて、本当によかったと思います。

 さて、私は帰国直前の71日に、首都マレ島のアミニヤスクールとカラファーヌスクールの2校の体育科授業観察に参加させていただきました。通常、こうした機会はなかなか得られないのですが、教育省から各学校の校長先生に直接アポイントを取っていただき、何とか実現させることができました。モルディブで活動するJICA海外協力隊は現在12人中9名が体育科授業に関連する活動に従事していますが、全員地方等で活動しており、首都マレの体育科教育の詳細については、ずっと分からないままでした。そのため今回の観察は、モルディブ全土の体育科教育の発展を目指す我々にとっては、非常に重要な機会となりました。

 当然ながら帰国直前の私以外の隊員は皆、地方等で活動していたため、私のみで2校に回らせていただきました。観察を通じて言えることは、どの学年・クラスもランニング⇒準備運動⇒メイン活動の流れで授業を行っており、私たち協力隊の想像よりも遥かに充実した体育を実施していたということです。もちろん改善点は多々ありますが、体育を担当していた担任教員もベストを尽くしている様子で、モルディブ体育教育の未来はまだまだ明るいなと、そう感じさせてくれました。

 これらの授業観察の報告書は、JICAモルディブ支所と現在活動中の協力隊員に提出、共有させていただきました。来年もラマダン期間に、首都マレでの大規模な体育ワークショップが2週間程度あると思うので、マレの教員のレベルに合った、今年を超えるワークショップをしてほしいと思います。

 帰国して早くも3週間が経ちました。原爆資料館は何度行っても心が震えますよね。さて、事前研修でも事後研修でも帰国後の隊員は、「あのキラキラした2年間が夢であったように思える」、「逆に日本にカルチャーショックを受ける」などなど、多くの隊員が試合後のジョーのように真っ白に燃え尽きてしまうという話を聞きました。はい、私も燃え尽きて真っ白な灰になっていました。今後の進路や報告書など、やること進めていましたが、どこか物足りないというか、心に隙間があるような感覚が抜けませんでした。未だにあの美しい海、グラウンドや生徒の顔がふと浮かんできます。

 しかし現在は、その灰が肥料となり、心に新たな芽が出てきたところといった感じでしょうか。進路が完全に確定したわけではないので、今後の詳細はまた次回お伝えしたいと思いますが、とにかく今の私には英語の勉強が必要です。今ほど時間がある時期は老後までないと思うので、しっかりと勉強して914日のIELTSという英語の試験に向けて頑張ろうと思います。それではまた。