日本人教師、600人の島に住むってよ in モルディブ

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太田 洋舟
(愛知県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
小学校教育
派遣国
アジア
モルディブ共和国 アリフダール環礁 ディグラ島
一言メッセージ
今やりたいことを仕事にして生きていれること、そして支えてくれるすべての方に感謝しています。絶海の常夏島から、のんびりした日常をお届けします。

 

海洋生物調査隊員 太田

2018.10.03

 こんにちは。先週から3年生から8年生まで、バレーボールの授業が始まりました。全ての生徒が今までバレーを一度もやったことがなく、なかなか自分の思うようにはいきませんが、それでも生徒全員が楽しめるような場を与えられるよう、試行錯誤しています。

 さて今回は、活動のことは無しにして、先週行ってきたジンベイザメツアーについて書きたいと思います。モルディブ共和国はジンベイザメのスポットとして世界的に有名で、ヨーロッパを中心に世界中からダイバーが集まってきます。しかし、モルディブのどこでも見られるわけではなく、なんと自分の住んでいる南アリフダール環礁は、モルディブの中でも最も有名なスポットの1つなのです。

 任地のディグラ島に、海洋生物調査員のスペイン人の友人ができたので、思い切って自分も連れていって欲しいとお願いして、無料で連れて行ってもらうことができました。そして写真のように、7mのジンベイと一緒に泳ぐことができたのです!

写真のように船の2階から探し、見つけたら一緒に泳ぎにいって、「個体ナンバー」、「成長具合」、「出会った場所・行動」などを細かく記入します。聞いた話によると、モルディブには現在380匹ものジンベイが生息していて、最大8mだそうです。あくまでも自分は「調査員」として乗船したので、「泳げるよね?」との確認だけで手厚いサポートがあるわけでもなく、水深何十メートルあるか分からないインド洋に、ライフジャケットもなしで飛び込むのは、最初は少し怖かったです。お客様扱いをせず、いつでもフラットでフレンドリーな調査員(全員欧州人)にヨーロピアンスタイルを感じました。

 さて、結局自分は7匹ものジンベイザメを発見し、9回も一緒に泳ぐことができました。(2匹は同じジンベイ)一番最初に遭遇した7m級のジンベイは視界に収まらず、正直恐怖を感じました。海に入ってからはジンベイの位置が完璧には分からないので、「大体このへんかな…。」とみんなで泳いでいると、突然ジンベイが視界に現れます。大きさも圧巻でしたが、なによりも近くで見る規則的な斑点模様は、本当に美しかったです。

 最初に見た時のあの感動を文章で表現することは不可能だと確信しています。心臓がぞくぞくして震えてきて、心音が聞こえてくるようなあの感覚は、一生忘れることができません。日本の皆さんも、なかなか難しいですが、ぜひ一度一緒に泳いでみてほしいと思います。

 左奥の女性が、連れて行ってくれたスペイン人のクララです。スペインの大学・大学院で海洋生態学について学び、世界中の海で潜りまくっている、海のプロフェッショナルです。今まで自分は、海洋系の仕事やアクティブティに特に興味はありませんでしたが、今回の経験でその概念は大きく変わりました。歳を重ねるにつれて専門性を高めることは大切ですが、それにとらわれすぎずにいろんなところにアンテナを張っていたいと思わせてくれました。

 最近は学校が終わると、国際開発の本や、英語の論文を読んで知識を深めています。帰国まで9ヶ月となりました。モルディブ人の生活に合わせて、あまりのんびりしすぎないように、気を引き締めて活動を続けたいと思います。