JICA海外協力隊の世界日記

O,Cameroon!-カメの村からカメ通信-

7.活動紹介 手洗い啓発活動~学校編~

Bonjour!(こんにちは!)今回は、現在行っている手洗いの活動を紹介します。

表紙の写真はカメルーンの大河サナガ川の夕陽です。

現在、カメルーンの幼稚園や小学校において、手洗いの啓発活動を実施中です。現地の子供達はとても元気!!遊ぶことが大好きで、いつも外を駆け回っています。

ただ、その手はとても汚い!そして、そのままご飯を食べる子供も...そんな中、村の小学校の校長先生から「子供達に手洗いの習慣をつけさせたい!」と言われたのがきっかけで、手洗い講習を始めました。

そして、近隣の隊員と知恵を出し合い、「手洗いの歌」「手洗いのお話」「手洗いの仕方」「手洗いの実験」を紹介することにしました。

「手洗いの歌」では、「Je frotte frotte frotte(磨いて、磨いて、磨いて)Je lave lave lave(

洗って、洗って、洗って)~♪」と音楽に合わせて一緒に歌い...

「手洗いのお話」では、「せっけんマン」と「ばいきん」が登場するお話で、手洗いの大切さを

学んでもらい...

「手洗いの仕方」では、手のひら、指の間、爪、手首など6つの洗い方を紹介し...

「手洗いの実験」では、実際に何人かの子供達に手を洗ってもらい、ウェットティッシュを使って洗う前と洗った後の手をこすり、いかに洗う前が汚いかを子供達の目で実際に確認してもらっています。

また、カメルーンの村では、そもそも水道がない学校が多い為、Tippy Tap(ティピータップ)と呼ばれる簡易手洗い器の設置も行っています。Tippy Tapはボトルに吊るされた木の棒を踏むことで、ボトルが斜めに傾き、ボトルに開けた穴から水が出る仕組みとなっております。材料は、木の棒4本とボトル、せっけん、紐だけなので、値段も安く、すぐに設置することが出来ます。また、設置した学校の中には、固形せっけんではなく、液体せっけんを代わりに置くなど、工夫している様子も見られました!

これらの活動を通して、少しずつであっても子供達に手洗いの習慣が広まればという思いで、今日も学校へ行き地道に活動を行っています。

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