JICA海外協力隊の世界日記

ワールドカップ出場を夢見て~東ティモールサッカー記~

U-14チームブルネイ遠征

724日から81日でブルネイ・ダルサラーム国で行われた「AFC U-14 REGIONAL FESTIVAL OF FOOTBALL 2016」に東ティモールU-14チームの監督として参加してきました。
今大会、東ティモールは代表チームではなく、私が普段教えている東ティモールサッカー連盟のアカデミー(以下、FFTLアカデミー)の選手たちで参加しました。FFTLアカデミーは開校してまだ1年で、JFA(日本サッカー協会)アカデミーのようにエリートを育てるところではなく普及の意味合いが強く、誰でも参加できるところなので年齢も様々ですし、初心者から経験者までたくさんの選手がいます。大会の参加資格に適した選手を調べたら30人程しかおらず、、、その中から18人に絞り大会に参加しました。
試合はマレーシア、カンボジア、ラオス、フィリピンと対戦しすべて大敗でしたが、大会の規定で毎試合全員出場させたことにより、全員が他の国のレベルを肌で体感できたことはとてもいい経験になりました。

そして実は、参加10カ国中4カ国に私を含め日本人4名がチームに帯同しており、各国の状況やサッカー事情など様々な話をすることができました。その中で、ラオスU-14代表を率いていたのが私と同じJOCVの遠藤竜助さん(26-3)で、まさかのJICAボランティア対決が実現しました!!試合の結果はさておき(笑)、宿泊していたホテルが一緒だったのもあって、両チームの選手たちは毎日コミュニケーションを取り友だちになっていたので、試合後も握手や抱擁、写真撮影をしたりして健闘を称え合っていました。その光景を見て改めてサッカーの素晴らしさを感じるとともに、言葉は通じなくても同じサッカーをする仲間をこれからも大切にして欲しいと思いました。

今回の遠征で生活面やサッカー面でもたくさんの課題が見つかりました。その課題を今回帯同しなかった選手や同僚たちにも伝え、少しずつ改善していきながらこれからも選手と共に成長していければと思います。

(写真左から私・藤原さん/JFA:ブルネイU-15監督・井上さん/JFA:カンボジアアカデミー兼U-16監督・遠藤さん/JICA:ラオスU-14監督)

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