JICA海外協力隊の世界日記

マンゴーの樹の下で

◉2016年外務大臣賞◉

昨年に引き続き、巡回管轄校が外務大臣賞を受賞しました。

今年はアマゾニア日本語学校とトメアスー日本語学校の2校。

11月25日にベレン領事事務所によって催された、

天皇誕生日レセプションで表彰式が行われたあと、

小林雅彦領事と先生方とで記念の1枚を。

1995年に開校されたアマゾニア日本語学校は、

日本語学習者を対象に無料で箏を教えたり、

日本料理や書道を体験するクラスを設けたりして、

日本文化の普及に力を入れています。

また、高齢者施設を定期的に訪問し、

入居者の日系1世の方たちと若い生徒たちが、

日本語で交流できる機会を作っています。

トメアスー日本語学校は40年以上の歴史を持ち、

年少者の日系子弟を対象に、

日本語教育だけでなくしつけ教育にも力を入れながら、

日系人としてのアイデンティティーを育てています。

移住地のあるトメアスーでも、世代が進むにつれ、

日本の文化・習慣を継承するのは難しい時代。

日本語学校の活動は父兄にとても喜ばれています。

日々の行いは地道なもので小さな歩みではあるけれど、

続けてきたことでこのような大きな結果につながったと、

先生方は感慨深い様子でした。

1世の方々がいろいろな思いを込めて創られた学校。

その思いを大切に、これからも支援をしていきたいです。

今後のさらなる発展を心から願っています。

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