La vida en Honduras

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佐谷 孝行
(東京都)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
感染症・エイズ対策
派遣国
中南米
ホンジュラス レンピーラ県グラシアス市
一言メッセージ
危ないだけじゃない!中米ホンジュラスでの日々と感染症・エイズ対策員の活動をお伝えしていきます

 

保健推進員の仕事

2018.08.13

こんにちは! 今月から、所属先であるグラシアス市保健所での同僚との活動についてもお伝えしていきたいと思います。

 グラシアス市保健所は、市街にある保健診療所だけでなく市外周辺の山岳コミュニティ約10カ所にある診療所の運営・管理も行っています。各診療所では、医師による診察だけでなく、保健推進員と呼ばれる地域住民の健康維持を目的として病気にならないための予防啓発を行うスタッフさんがいます。その保健推進員が私のカウンターパートです。

 グラシアス市保健所には、現在30人の保健推進員が勤務しておりそれぞれ担当の地域コミュニティに住み込み・バイク通いなどで働いています。(上記写真のように、診療所が位置する各地域はほとんどが標高が少し高い山岳地帯で、道路ももちろん舗装されていないためバイクで移動している同僚が多いです。)                   

 保健推進員は医療行為もないので、医師や看護師に比べたら仕事量も少ないのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし保健推進員の仕事は、先にも述べた地域住民の予防啓発活動だけではなく、住民を把握する上で必要となる各家庭の家族構成や妊産婦状況、持病や既往症の有無などの調査及び情報管理も行っています。また、グラシアス市は3か月ごとにレンピーラ県保健事務所からデータ管理の正確性をみられる監査があり、現状としてそのデータ管理で手一杯になってしまっている保健推進員がほとんどです。

 もちろんそれと両立して住民対象に定期的な予防啓発活動を行っている保健推進員もいます。写真は、出産を控える妊婦さん向けに乳幼児ケアの講座を行っている保健推進員の様子です。10代の妊娠も普通になってしまっているホンジュラスでは、こうした妊婦さん向けの啓発活動も、生まれてくる赤ちゃんの死亡率を防ぐために欠かせない活動になっています。

 予防啓発活動では他にも、デング熱など蚊媒介の感染症を防ぐために各家庭の水回りのチェックや学校を訪問して思春期世代への性教育なども行っています。 任地に来て約半年、現在は保健推進員達の予防啓発活動の質の向上に向けて少しづつ活動を始めています。次回は、隊員合同で開催した研修についてお話したいと思います。

それでは、Hasta luego!!