JICA海外協力隊の世界日記

朝5時から拡声器で象と人生について話を聞く日々

エスコートキッズ

11月12日にSUZUKI杯ミャンマー代表対カンボジア代表戦がマンダレーシリスタジアムにて行われました。

そして、なんとその試合のエスコートキッズ(サッカーの試合前に選手と手をつないで入場するあの子どもたちです)に私の学校の子どもが選ばれたのです。

その試合に、私もぜひついていきたいと懇願し、子ども22人と職員5名+職員家族、私でいくことになりました。

ただ、子どもたち(というか、大人たちも)はあまり事の凄さに気づいておらず、なんだかさっぱりわかっていない様子。

サッカーの試合観戦をしたことがあるのも、私一人のようで、あまり段取りとかもわかっていないようでした。

試合は日本の大手広告企業とシンガポールの会社の主催で開催されており(スポンサーはSUZUKIのよう)、スタッフもミャンマー人、シンガポール人、日本人といった様子でした。そして、たまたま、私たちを担当してくれたのが日本人だったので、私の出番となりました。

日本人とシンガポール人からの指示(日本語と英語)をミャンマー語に訳し、先生たちと子どもたちに伝達する役目を果たすことができ、「なんだ、あいつミャンマー語はへたくそだけど、ほかの言語もできるのね」という目線を感じながら役に立つことができました。

「レッカインビーイン、ランシャウメー(手をつないで歩いてね)」

「ホーッベヤウビーインピャンヤーメー(向こうに付いたら戻ってね)」

といった指示を与えて、本番も何とか終了。

さぁ、いざ、アリーナ席で観戦!しようとしたら、事件が勃発。

なんと、試合観戦のためのチケットをほかの人にあげてしまったとのこと。

それでは、観客席に入れないし、試合も見られない。

そこで、スタッフの方と交渉して、なんとか特別に観戦させてもらうことができました(本当にありがとうございました)。

ということで、前半37分から試合観戦開始!

そのあとの応援すさまじく、ミャンマーはカンボジアに4対1で勝つことができました。

少しは役に立てて、存在意義を果たせました(笑)

余談ですが、この試合には、サッカー元日本代表の本田圭佑選手もカンボジア代表の監督としてお越しになられていて、

彼を見た瞬間(その距離わずか3m!)、膝から崩れ落ちて喜ぶ僕を見て、ミャンマー人の同僚に笑われてしまいました。

うーん、ミャンマーではプレミアリーグはよく見ているようですが、ワールドカップはあまり見ていないのか、有名な「ホンダ、カガワ、ナガトモ」といった選手は知らないようです。 チケットのことでは冷や汗をかきましたが、本田圭佑選手にも会えたりと、 まぁ良いことも悪いこともあった1日でした。

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