JICA海外協力隊の世界日記

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日本がかつて攻撃した街で

 スリランカの東海岸にあるトリンコマリーという港町は、良い港があるから…と長年にわたって諸外国に支配されてきたそうです。第2次世界大戦中はイギリスが基地にしていたため、日本も空襲を行ったそうです。

 今はこんなに穏やかな景色が見られるのに。

 この町にある岬に、紀元前からあるという寺院がありました。2000年以上昔から、ヒンドゥー教の聖地として巡礼者を迎えてきたということです。

 でも、この寺院のある岬の入り口に、砦と大砲の跡を見つけました。

 今からたった数十年前、日本がここを攻撃した時は、ここからこの寺院や町を守ろうとしていたのかな。こんなに歴史のあって人々が大切にしているであろう寺院があるのに、日本は容赦なくここを攻撃したのかな。…と思うと、いたたまれない気持ちになりました。

 この街の人達は、私に「どこから来たの?」と気軽に話しかけ、「日本から。」と答えると遠くから来たととても親切にしてくださいました。戦争のときのことを覚えている人もたくさんいらっしゃるだろうに。戦争で大事なものを失った人もたくさんいるだろうに。

 ありがたい気持ちでいっぱいになりました。

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