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　趣味の街探検と交通費節約を兼ねて、その日も６時に家を出て徒歩で訪問先の学校に向かいました。夜明け前の朝の空気は気持ちよく、仏教寺院、ヒンズー寺院、教会、モスクから聞こえる祈りの声…。どこでも熱心に祈りをささげる人の姿には心を打たれます。

　真っ白の仏塔も好きだけれど、最近はヒンズー寺院の建物そのものも傑作だと思って見とれます。

　…ということで、学校見学。

　ところが、その日は突然初めて感じる頭痛。続いて関節痛。身体のほてり。

　３日ほど前、夜中に蚊に刺された記憶がありました。「やっばー。」

　その夜熱は40℃まで上がりました。子どもの頃のインフルエンザ以来かな。ベッドから下りることすら難しかったです。

　そして血液検査でデング陽性と診断。「あーー……。」即入院。

　この時すでに薬で熱は下がり始めていたけれど、デングは白血球と血小板と肝機能をぐんと下げるようです。黙って無理してそのまま活動していたら、私はそのまま生き倒れていたかもしれません。

　今はまだ予防薬や治療薬がなく、水分を投入して体内を洗い流すのが治療だそうです。

　…ということで、入院中の一番の友達はこの子。お世話になりました。

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　入院してからの方が何もできず何も食べられず、最初は１日23時間以上寝ていたかもしれません。

　個人差がありますが、全治１～２ヶ月？と言われていると聞きました。

　たった１匹の蚊でスゴイ！…というか、もっと小さいウィルスですね。南国で暮らすのも大変だと初めて思いました。

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　お祈りしたんだけどなぁ…。

　南国生活の厳しさを少し学びました。