2019/04/29 Mon
文化 生活
パナマの朝食
パナマの朝食は割としっかりこってりメニューです。
朝から揚げ物や油で炒めた肉などを食べます。パナマに来た当初はその重い朝食に終日胃もたれしていたましたが、今ではそれを楽しみに起床している自分がいます。
主食も副食もバラエティ豊か。
例えば、主食は、パンはもちろん、トルティージャ、キャッサバ芋「ユカ」、小麦粉生地を揚げた「オハルドゥレ」、揚げたスライスバナナの「パタコーネス」、トウモロコシ粉をふかした「ボジョ」など。
副食は、チーズ、卵料理や、油でしっかり炒めたソーセージ、揚げた鶏肉、レバーの炒め物などがあります。
それにオートミールやチチェーメと呼ばれる牛乳と砂糖とシナモンでトウモロコシを煮た粥状のものも、人によっては食べています。
簡単に済ませたい人は、エンパナーダと呼ばれる、ひき肉やチーズなどをトウモロコシや小麦粉の薄い生地で包んで揚げた(焼きバージョンもある)ものを食べます。街角ではよくこれとジュースを片手に、食べながら通勤する人がちらほら。
また、パナマはコーヒーの生産国でもあることから地域によっては子どもの頃からコーヒーを飲むそうです。特に地方の食べ物が手に入りにくい家庭では、牛乳もオートミールも購入や保存が難しい事情により、子どもたちは水で煮だしたコーヒーを朝食に飲むとのこと。
カフェインは子どもに良くないと言われつつも、山奥に住む子ども達には食物を手に入れる手段が容易でなく、一般的な栄養教育の話は現実的ではありません。彼らの生活を知れば知るほど、栄養教育の意味を考えさせられます。
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