JICA海外協力隊の世界日記

菅原洋子のミャンマー滞在日記

フルーツの季節

ミャンマーの代表的な果物にマンゴーがあります。食べごろは4月から7月となっていますが、まだスーパーなどでは見かけます。昨年10月末に赴任してマンゴーを食べられることを心待ちにしていました。初めは職場の人がプレゼントしてくれました。私が日本のデパートで見かけたマンゴーよりずっと大きく、宮崎産のアップルマンゴーぐらいの大きさなのですが、色は黄色で値段が格段に安いのです。この種類はセイタロンマンゴーというそうです。

 セイタロンは「清太郎」と覚えるといいよと誰かが教えてくれました。5月、6月、7月の最盛期には路上の市場で山盛りになっています。(写真)私もその頃は毎日食べていました。甘くてトローとして、冷やして食べるのが一番です。1個が日本円で50円から100円ぐらいです。時には30円くらいでも買えます。大きいので夕飯代わりになってしまいます。

マンゴーの木はとても高くて、ビルの3-4階位まであります。その葉の間にいくつもの緑色の実がたわわになっている光景は見事です。マンゴーは緑色のころに収穫して、漬物にしたり辛い調味料をかけて食べたりします。緑色のものは酸っぱいのです。漬物は油と辛い調味料に何日かつけておいて食べます。ごはんにとてもあうので、「おいしい、おいしい」と言ったら、知人が自分のうちで漬けたマンゴーを持ってきてくれました。辛さがまろやかになり、市販のものより数倍おいしかったです。

同じころに食べ頃な果物にジャックフルーツがあります。写真のようにぶつぶつのある固い皮で覆われている長さ30-40cm 直径が2030cmの楕円形の果物です。写真はジャックフルーツを売っているお店で、後方にあるのがその果実でその中から取り出した黄色の実を売っているところです。味は薄い甘さで、歯触りに弾力があり「クシュクシュ」噛んでいるのが心地よいのです。私の患者さんの家の庭にはジャックフルーツの木があって、実を取り出して持ってきてくれました。その時にこの実が入っている果実を見てみたいと話しましたら、数日後に大きな果実を持ってきてくれました。これを捌くのはちょっとコツがいるということで、病院の用務員の方にお願いしました。その人も初めての体験だと言っていましたが、上手に実を取り出してくれました。

この他に6月、7月はライチも多く出回り、市場では葉に包んだライチが売られていました。これからの季節はパイナップルがおいしくなると聞いています。こちらのパイナップルはグルグルときれいに剥かれて、いつでもジュース屋さんで売られています。

亜熱帯のミャンマーはリンゴやナシは“いまいち”ですが、マンゴー、パイナップルに加えてスイカやバナナもいつでも低価格でおいしく食べられるのが魅力です。

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