JICA海外協力隊の世界日記

ニカラグア野球日誌

野球

Holaー!!こんにちは!

こちらの人によく「日本語でHolaってなんて言うの?」と聞かれますが、「やあ」としか答えられません。でも日本で「やあ」なんてまあ言わないし…と葛藤しています。何かいい言葉がある方教えてください。笑

さて、先日カナダで18歳以下の野球ワールドカップが行われていました。この大会にニカラグア代表も参加しました。私が活動するアカデミーからも二人の選手が選ばれ、前回紹介した同期の阿部翔太も帯同しました。清宮君と写真を撮り、日本代表から現地で使ったボールを譲り受けていました。さすがの行動力笑

ニカラグアの結果はというと…世界の壁は厚いですね。やはり日本を含めた上位の国は一人ひとりのレベルはもちろん、チームとしての戦術やレベル、試合の経験などが全く違います。一緒に行動していた翔太からは、ニカラグア代表の試合に対する準備や試合に臨む姿勢についても聞くことができました。

日本は惜しくも3位に終わりました。

この結果からいろいろなことを考えました。特に野球に関わる者としてのニカラグア野球と日本野球の発展について。

最近配属先で活動していても、目標とか目的の大切さを改めて感じます。

何のために、何をするのか。

行動の大前提となる目標がどんなものなのかで行動は変わってきます。

どこを目指すかでやるべきことが変わってきます。

練習の目的を理解することで練習の質が変わります。

メジャーリーガーになりたいのか。

国内のプロ野球選手になりたいのか。

野球が好きで、できればそれでお金を得たいのか。

どこにたどり着きたいと考えているのか。そしてそれは本気なのか。

それを踏まえて、この練習はなんのためにやっているのか。

ニカラグアはなんのために、どのような目標を持ってこの大会に参加したのだろうか。日本は、アメリカは、韓国等、上位の国は確実に勝ちに行っていると思います。しかしそれぞれの国はそこに向けてどんな準備をしていったのだろうか。

日本ではほとんどの高校球児の目標は甲子園に出ること、甲子園で勝つことだと思います。

中にはプロで活躍するという気持ちを持ってやっている選手もいます。

しかし、その中の何人が世界の同年代の野球選手と戦うことを想定しているでしょうか。

国内で切磋琢磨し、競技レベルを上げ、その中の上澄みをすくい上げて世界と戦う。それでは限界がきているのではないかなとニカラグアに来て感じています。

富士山の頂上を目指してトレーニングをした選手を集めて、少しみんなで練習してエベレストに登ろうとするわけですからね。普通に考えれば頂上まで行くのはとても難しいことじゃないかなと思います。

外から見て、日本野球の良さや、こうしたらいいのになーと思うようになりました。

一方で、日本の野球経験者として、ニカラグアに来て、改めて、日本の野球の在り方を考えさせられる今日この頃です。笑

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