地球の森コスタリカ (髙橋隊員は帰国しました。)

RSS

髙橋 愛実
(宮城県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
環境教育
派遣国
中南米
コスタリカ サンホセ県 ティバス市役所
一言メッセージ
小さな国土で壮麗な森と共存するコスタリカ人たちと、彼らの誇るべく自然環境について一緒に考えることができるこの素晴らしい機会に日々感謝です。

 

文化の日のはなし

2015.10.16

文化

Hola!(オラ)

先日10月12日はコスタリカの祝日

「Dia de las Culturas(文化の日)でした」

日本にも日本国憲法が公布された日の記録として文化の日

が残っていますが、コスタリカのそれは日本とは少し違います。

コスタリカが地球上のどこにあるかご存じない方も多いと思いますが、

"コロンブス"の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

コスタリカを含む中米諸国は1492年スペインの調査船を率いる

コロンブスにより「発見」され、侵略、征服、植民地化の歴史の幕を

開けました。

当時の原住民たちはインディアンと呼ばれ、スペイン勢力の進行を

妨げる存在として弾圧、虐殺されたといいます。

スペインの植民地支配から独立した今日でも彼らの言語である

スペイン語はもちろん、地名、建物、習慣等多くのものが

日常生活の中に残されています。

その2つの文化(ネイティブアメリカン文化、スペイン文化)が混在する

起点となった日、それが10月12日でコスタリカの文化の日です。

"祝日"ということで、「いやぁーめでたいねぇ。さぁ何を祝おう?」と

バカっぽくはしゃいでいた私が同僚からこの話を聞き、

口を噤んだのは言うまでもありません。笑

もちろんコスタリカ人たちにとっても今やこの日はただの祝日で

何かを悲しむための日でも呪う日でもなく、

プチ旅行を楽しむ歓迎すべき三連休になっていますが、

祝う日ではなく「歴史を忘れないための日」なのだそうです。

後に調べてみると他の国でも同じ日を祝日としている国が

たくさんありました。

同じくコロンブスがアメリカ大陸を発見した日を記念する日ですが、

「人種(民族)の日(Dia de Raza)」

「コロンブスの日(Dia de Colombus)」

「Dia del Descubrimiento de dos mundos」

アメリカ大陸発見により2つの大陸(アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸)の

アイデンティティが融合し新しい産物を生み出すきっかけになった日。

等国によって表現の仕方は様々でしたが、元々は

アメリカ大陸共通で「人種(民族)の日(Dia de Raza)」だった

ようで未だに「人種(民族)の日(Dia de Raza)」として残している国が

多いようです。

祝日の名づけ方でその国の性格が見えるようでとても面白いです。

そして民族と民族が衝突した日、他人種による侵略が始まった日を

2種の文化が融合した日として残すのは、軍隊を持たない平和主義の

コスタリカらしいなと感じました。

実はコスタリカは中米の中でもネイティブアメリカンの血が

あまり濃くない人たちが多いようです。

その理由はスペイン勢力による弾圧が激しかった、

スペイン勢力の及ばない山間に生活拠点を移したが

そこで疫病が流行り多くのネィティブインディアンたちが命を落とした

等諸説あるようですが、

一般的にネィティブアメリカンの特徴と言われる目が細く、顔が丸く、

肌が黄色のアジア人と似た雰囲気の顔は少ないように感じます。

上の写真がコスタリカで純血ネィティブアメリカンの村と言われている

ボルーカで出会った子どもたちの写真、

下が普段活動している小学校の子どもたちの写真です。

少し顔が違うのを感じませんか?

地域にも寄りますが私の周りで生活しているコスタリカ人たちは

下の写真の子たちのような顔が多いです。

旅行で訪れた他の中米諸国で出会った人たちとは少し

違うかな。。。という印象です。

とはいえ、正直これがコスタリカ人の顔というのは

未だに私にはよく分かりません。

白い人もいれば黒い人もいて、

金髪もいれば黒髪もいて、

背が高かったり、低かったり

目が細かったり、大きかったり

全然顔の違う人たちがコスタリカ人として同じ国で生活しています。

島国日本ではなかなか見られない光景だけに

とても良い経験をしているなと日々感じています。

同じ国なのにこれだけみんな違う顔をしているのだから、

日本人と中国人と韓国人が一概に「チーナ(中国人)」と言われるのも

しょうがないかな。。。

最後は普段一緒に働いている市役所の同僚たちです。

やっぱりみんな全然違います。