Dive into Jamaica

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高間 億人
東京都

タイプ/職種
青年海外協力隊
水産開発
派遣国
中南米
ジャマイカ セントアン教区ディスカバリーベイ
一言メッセージ
ジャマイカの北部ディスカバリーベイにある海洋研究所で働いている2017年度3次隊の高間億人です。ジャマイカの海洋自然を紹介出来ればなと思っています。

 

杏仁豆腐作りました。

2019.06.15

人 生活

みなさんこんにちは、

前回前々回に引続き、暇を見つけては海藻を塩抜きして天日干しを繰り返ししているある種の職人のような生活をしています。そのおかげか、塩が抜け乾燥も進み、カリカリに乾燥したキリンサイが大量に出来ました。

なんということでしょう、匠により褐色だった海藻が綺麗な紅色になりました。

というのは冗談で、キリンサイは紅藻類に属する藻類なので本来の色に戻っただけなんですね。日光に当て続けるとこの色も薄くなり白色になります。

さぁこっからどうしよう…

作ったはいいのですが、実際にここから何かを作るということをそこまで想定していませんでした。

そう、あくまでこれはスタートでありゴールでは無いのです。前回のぬるぬるコーラから学んだ失敗を活かして誰かに食べさせられるレベルの物を作らなければ…

という事でタイトルの通り無難そうな杏仁豆腐から作ってみることにしました。

近所の商店でアーモンドエッセンスを購入し、いざ料理開始。

まずは海藻を洗濯ネットに詰めてph調整の為に酢を入れた鍋で煮出します。その後、溶け出した溶液とネットを絞って出てきた液体をタッパーに移し変えて、アーモンドエッセンス、牛乳、蜂蜜、砂糖を適当に入れて冷蔵庫に入れて冷やします。

残った海藻も触った感じで煮こごりのようなものが出来そうと感じたので、そこから牛乳でグツグツ煮出すロイヤルミルクティー方式で海藻を溶かします。上の写真はその時のものです。

十分溶け出したのを確認したら丼に移し、先ほどと同じ物を入れて冷やします。

出来上がったのはこちら。

左が海藻を固めたもので、右が抽出した杏仁豆腐になります。味はどちらもまさしく杏仁豆腐。非常に美味しくいただけます。

食感は大きく違い、抽出した杏仁豆腐は舌触りが非常に滑らかですが、殆ど固形化していません。少年時代に友達の家で食べたフ○ーチェを彷彿とさせます。

対して、海藻を溶かして作った杏仁豆腐は完全な固形で海藻の筋がまだ中に残っていてコリコリした食感もまだ残っています。舌触りはムースに近く、甘さが弱かったのかシロップをかけて食べないとそこまで美味しくはありませんでした。

早速同僚に食べさせようとしたのですが、殆どの同僚は「海藻は食べ物じゃないだろ」や「芝生を食べさせるようなものだよ」とのっけから否定意見が多く、海藻食への浸透は大きな課題になりそうです。

もちろん、美味しいと言ってくれる同僚もいたのですが、食に関して保守的なジャマイカの一面が垣間見えました。

次回は「タピオカミルクティー」に対抗して「ナタデココ」でも作って流行に便乗しようと思っていたのですが、ナタデココの原材料であるナタ菌を培養するのが難しいのと、ナタデココ流行の兆しはもう無いという理由で残念ながら本記事への採用を見送ることになりました。

今回使用したキリンサイは全体の10分の1程度、それでも6人前は出来たのですから単純計算で60人分の寒天が残っています。これから大量に抱えたキリンサイの在庫に頭を悩ませることになりそうです。