2018/02/14 Wed
活動
健康啓発ビデオつくり
病院には、妊婦さんや患者さんに向けて健康啓発をおこなう役割の人がいます。
病院によっては役割があっても
行われていないこともあるので
この15年あまり、啓発をつづけているこのおじさんはなかなかスゴイ人です。
妊婦さんにむけては、
妊娠中の生活の注意点
赤ちゃんの予防接種予定
エイズ感染予防
食事栄養バランス、、など
村の予防接種に出向いては
眼病や感染症予防
手洗い推進
共済保険の情報提供、、など
様々な啓発を行っている姿を見てきました。
そんなおじさんから、
つい最近啓発ビデオをつくりたい、と提案を受けました。
ちょうどソコンの病院はベルギーの支援でテレビなどの物資支援を受けています。
もし、テレビが設置されたら
1日に1回しかできない啓発も
1時間おきにビデオで流せるかもしれない。
そんな簡単には患者さんの待合室にテレビは置かれないだろうけど
おじさんのやる気とほんのすこしの希望をもって
一緒にいくつかの啓発ビデオを作り始めることにしました。
(↑村での健康啓発)
ですが、、これまた一筋縄ではいきません。
どんなことを話すのか、何分で収めるのか
きちんと計画をたててビデオを撮りたいと思う日本人のわたしと
とりあえず話すから撮ってくれというセネガル人のおじさんと
仕事への取り組み方が異なり
最初の一歩からすっこけました。
このおじさんは、
ビデオをつくろう
→ビデオを撮ろう!の勢いでしたが
わたしは、
ビデオをつくる
→その目的は?誰に向けて?
→じゃあ、どんなビデオが伝わりやすいか
→ビデオはどのくらいの長さでどんなことを話そうか
→ビデオで話す練習
→よし、ビデオを撮ろう
くらいいろいろ考えました。
この行程を一緒に考えようとしたのですが
やると決めたらすぐに行動に移したいのがセネガル人。
すぐビデオを撮ろうの一点張りだったので、
仕方なしにビデオを撮り始めましたが
おじさんはかなりの見切り発車で
話し始めるので話がなかなかまとまりません。
そして、目的が曖昧なため
患者さんむけなのか、自分の紹介ムービーなのか
最後にはわからなくなっています。
その点を指摘しても、
これでいいのだと肯定してしまいます。
もっとクオリティを求めたビデオを
イメージしていたのでわたしはしょんぼりですが
おじさんはとても満足そうでした。
(↑ビデオ作りの話し合い)
ボランティアって、難しいなあと思います。
現地の人に納得してもらったり、喜んでもらえるのが一番だから
これでいいのかもしれません。
でも、ボランティアだけど
わたしは。
もっとこうしたほうがよかったって思うことがたくさんあります。
日々、こんなモヤモヤがたくさん。笑
いくつかビデオ作っていく予定なので
すこしずつこちらの意見ややり方も伝えていけたらなと思います。
Ndank Ndank(ダンクダンク)
すこしずつ、すこしずつ。
今日もソコンは平和です。
最近はハルマッタンの砂嵐のおかげで空がまっしろです。
明日もいい日になりますように。
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