JICA海外協力隊の世界日記

Jamm Lekk 平和だけ。

手洗い啓発

病院入り口に簡易手洗い器が設置されていたのですが、、

水の補充もなかなかされず

おきっぱなしになっていました。

 

わたしたちは毎朝ゴミ拾いの啓発をしていますが

手洗いに関しては手付かずでした。

 

ですが。

時折啓発を手伝ってくれていた衛生課のおじさんが

いつの日か

わたしたちの隣に立って

手洗いの啓発も始めてくれました。

 

 

彼は知識も啓発をする実力も、

その啓発に割くほんのすこしの時間や、

モチベーションも以前から持っていました。

でも、行動には移せていなかった。

啓発する場所がなかったり

最初の一歩が重たかったのだと思います。

そんななか

「手洗いの話もしたほうがいいよな」と相談してきてくれました。

彼は自分にできることを考え

彼にある時間のなかで行動しようとしていました。

 

同僚のセネガル人がゴミ捨ての啓発をしているのを

見たり彼自身も経験することで

自分にもできると思ってくれた様子。

ボランティアのわたしのしたことは

啓発をしてくれたときは

啓発内容について褒めたりきちんと感謝を伝えたり、

相談を受けたときは

「ナイスアイディア、やってみよう」と後押しの言葉をかけただけ。

今までの彼自身の経験が自信となって

新たな啓発行動を始めることができたのだと思います。

そんな彼の姿勢が嬉しくてハッピー。

今のわたしにできることは、その啓発が続くように支援すること。

 

それは、毎朝一緒に啓発に立つこと、

ドクターや上の立場の人に彼の頑張りを伝えることです。

 

そして、

患者さんの行動が変化するのが一番うれしいモチベーション維持ですが

手洗いが定着するのはとても難しいことなので期待しつつ期待せず。

 

そもそも、毎日来る人は変わっていくので、

そのたった一回をきいて変わるかといったら変わらないでしょう。

だから

自分たちのペースで続けていくだけです。

 

小さな変化と、毎日の継続に感謝の日々です。

 

ちなみに

今日は手洗い啓発の彼は大遅刻でした。

こんな日もあります。

明日はやってくれるかなあ。笑

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