JICA海外協力隊の世界日記

Jamm Lekk 平和だけ。

学校で手洗い啓発

保健隊員メンバーで

手洗い啓発を行いました。

セネガルでは

帰宅した時、食事の前、トイレの後などのタイミングで

石鹸を使って手洗いをしている様子をほとんど見かけたことがありません。

家での手洗いを見るのは食事前に

タライにためた水で手をばちゃばちゃするくらい。

話を聞いてみると手洗いに関して

先生も生徒も必要性はわかっているし

衛生的手洗いの知識も持っているようでした。

 

でも、生活のなかではなかなか行われない。

それはなぜか?

めんどくさいのか

親がやらないからなのか

手洗いをしなくてもお腹を壊さないからか

石鹸があっても手を洗うためには石鹸は使わないからか

生活を見ているといくつか理由が思い当たります。

このような背景があり、

今回の手洗い啓発の目的は

ブルーライトを使用した手の汚さの可視化と

正しい手洗いの経験による衛生的概念形成でした。

今回はギンギネオという地域の学校。

この小学校は小学校教育の隊員が配属されており

学校の先生・生徒たちと関係が築かれていました。

対象学年はCM26年生。

 

まず

ブルーライトを使用した手の汚れの可視化の時間では

生活の中では目に見えず実感することのない細菌の存在に対して衝撃を受けたようでした。

みんなブルーライトを必死に覗き込み、「エーーーッ」と驚いたりショックを受けていました。

また校長先生や担任の先生もすすんで説明を行ってくれ

1人の感染が接触により集団感染につながることを

生徒たちが握手を介して感染していく現実味ある方法で伝えてくれたりしました。

 

IMG_6694.JPG

 

その次に

普段の手洗いをしてもらったあとにブルーライトで確認。

あれ、、まだ完璧にきれいになりません、、、。

 

そこで

みんなで衛生的手洗いを説明しグループに分かれ実践。

クラス人数は20人程だったので45人に隊員1人がつき手洗い実践を行いました。

石鹸を使って、両手でしっかりと手のひら、手の甲、指の間、、、と洗っていきます。

ペットボトルのフタに小さな穴を開けて使用すると1.5リットルで45人の手洗いができました。

 

衛生的手洗い後、

ブルーライトで確認すると、今度はなかなか綺麗になっていました~!

綺麗になった手をみてほっとする生徒。よかったね。

 

ばちゃばちゃするだけではなくて、

しっかり手を洗わないと細菌は落ちないということ

手洗いのタイミングなどを再確認し、

お家に帰って家族にも教えてあげるように伝えておしまい。

 

ギンギネオの人たちに慕われて頑張っている隊員さんたちに

刺激を受けたすてきな1日でした。

ありがとうございました。

 

 

手洗いキャラバンはまだ続きます。

次の任地はどこかな~。

 

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