JICA海外協力隊の世界日記

Jamm Lekk 平和だけ。

生命をもらう

お祭りだったり

結婚式だったり、赤ちゃんが生まれたりすると

一家でヒツジをさばいたり鶏をさばいたりしてご馳走を食べます。

目の前で屠殺して皮を剥いでというのをセネガルにきて何回も見ました。

 

死の隣で生命をもらいます。

言葉で言えば、きれいに聞こえますが

現場は汗水たらして

男の人が捌いて女の人が料理します。

慣れもあるかと思いますが、

最初の頃から不思議と可哀想とはあんまり思いませんでした。

そんなに深く感じてしまったら疲れると

勝手に自分の心がセーブしてるのか、

屠殺を当たり前のようにしてる人たちの中にいるからなのか、

ヒツジをたべものとして見てるのか、

自分でもよくわかりませんでした。

でも

可哀想と思えるのは自分が手を下さないからだなと感じました

きれいにパックされたお肉しか食べたことのない日本人の感覚だからこそ。

 

セネガルは日本よりも

自然とともに生きています。

生命をいただくことも

日本にいたときよりずっと身近な感覚です。

日本人の感覚にフタをして

目の前においしそうなご飯がでてきたら

ありがたく頂いています。

だって、どんなときもお腹はすくから。

まさに「いただきます」。

今日もおいしくご飯を食べさせてもらって感謝。

明日もおいしいご飯が食べられますように。

 

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ