JICA海外協力隊の世界日記

Jamm Lekk 平和だけ。

雨季うき

セネガル、ソコンは

只今、雨季です。

 

6月おわりごろから

雨季が始まりました。

だいたい9月おわりまで雨季です。

 

日本にいると

天気予報をみて、

明日は晴れだから洗濯できる、とか

午後は雨降るから傘持ってかなきゃ、とか

考えますが、

 

セネガル、ソコンでは

そんな心配ひとつもいりませんでした。

  

乾季は

ぜーーーーーったい

雨が降らないからです。

 

セネガルに来てから

9ヶ月間、雨が降りませんでした。

 

日本にいた時は

雨があんまり好きではありませんでした。

 

ですが。

9ヶ月間も雨が降らないと

大地は砂だらけ、

空も砂で真っ白、

空気も砂埃まじり、

 

一面、茶色の世界で

まさに砂漠………

 

6月おわりに

初めての雨が降った時には

懐かしさとうれしさで

庭に雨が降るのを

ずっと見ていられるくらいでした。

雨季と言っても

一日中ずっと雨が降っているわけではなく

お天気雨みたいに

パラパラ降ることもあれば

雷・稲光りのなか

トタン屋根をバコバコと

うちつけてくる豪雨のときもあります。

 

午前中降り続いたかと思えば

1週間全然降らなかったり

日本みたいにいろいろです。

ソコンの人たちは

雨が降ることをとても喜びます

 

理由は

涼しくなるから、とか

畑ができるから、です。

 

蚊や名前も知らない虫たちが

大量発生したり

舗装されてない道がぐちゃぐちゃになっても

停電が多くなったり

インターネットが遅くなったり

家が水浸しになっても少し壊れても

 

雨は

恵みの雨なんだなと感じます。

そもそも

村の電気がないお家は

停電やインターネットなんて関係ないし、

自然とともに生きてるほうが

素直に雨を喜べるのかもと気づかされます。

日本では、

雨が降っても

時間通りに仕事に行かなきゃ、

靴を汚したくない、

髪の毛ボサボサになっちゃう………

 

と、雨が降ると憂鬱でした。

でも、ソコンでは

雨が降ったら

待ち合わせがあっても

雨宿りして遅刻するし 

停電して止まったら

できないお仕事はストップだし

 

ずっと雨が続くわけじゃない

雨が止んだら動けばいい、

という感覚の人が多いです。

 

雨の中

がんばらなくてもいいんだ、と

思わせてくれます。

  

こんな感覚だから

責任感は薄いし仕事効率が悪いんだろうな

と思う反面、

ここソコンでこの感覚を

心地よく感じることも事実です。

このように生きられたほうが

自然でしあわせだとも思います。

今は

ソコンタイムの中で

のんびり生きさせてもらっています。

恵みの雨がもたらしてくれる

生命はほんとうに偉大です。

 

茶色の世界は

みるみるうちに

雑草だらけの緑の世界になりました。

 

水色の空と

もくもくの雲と

緑がたくさんの大地をみて

 

毎日

雨季雨季(うきうき)です。笑

 

今日も平和でした。感謝です。

明日も平和でありますように。

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