モロッコ便り★ハムドゥリッラー

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髙野 友花
(神奈川県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
助産師
派遣国
中東・欧州
モロッコ エルジャディーダ県エルジャディーダ市
一言メッセージ
モロッコで助産師として母子保健活動をしています!現地の文化を学びながら、自分にできることを少しずつ取り組んでいきます!

 

1か月間のラマダンが終了!

2017.07.21

文化

こんにちは!!モロッコは学校が終わり、すっかり夏休みモードです。

私の任地は海岸があり、旅行者が多く訪れるため、この時期はとても賑わいます。

さて、少し時間が経ってしまいましたが、6/25()にラマダンが終わりました!

1枚目の写真は、ラマダンが終わり、モスクにお祈りに行く人々です。モロッコ人の友人が送ってくれたカサブランカという街の写真ですが、子どもも大人も大勢がお祈りのためにモスクに向かっていることが分かります。女性も男性もお祈りに向けて丈の長い民族衣装を着ています。お祈り用の絨毯を肩にかけて歩いている人もいます。

ラマダンがいつ終わるかは、月の満ち欠けによって決まります。今回は6/24()の夕方に決定しました。私はモロッコ人のお宅でフトゥール(日没後の1回目の食事)をいただいた後、モロッコでは翌日がラマダン終了となることを知りました。「直前まで分からない」という状況は日本ではほとんどないことなので、なんだか落ち着きませんでした。しかし、ここモロッコでは、ラマダン以外のイスラム教の行事も月の満ち欠けで決まることが多く、直前になってやっと日程がはっきりします。モロッコ人は予定を立てるのが苦手・時間を守らない、という話を聞くこともありますが、このように月によって予定が変動する生活をしていたら仕方がない面もあるのかなと感じます

ラマダン終了の翌日、翌々日は、ラマダン終了のお祭りのため祝日になります。

写真のようなお菓子とパンをまず朝食として食べるそうです。ポットから注いでいるのは、ミントティー。モロッコでは定番のお茶です。ミントの葉とともにお砂糖をたくさん入れる習慣があり、とーっても甘いです。

ラマダン終了に向け、子どもは新しい服を買ってもらうそうです。その理由を何人かのモロッコ人に聞いてみたところ、

・大人は断食明けでとても嬉しいけれど子どもは断食をしないので、

 家族みんなが嬉しい気持ちになるために子どもには新しい服を買う

・習慣だから特に理由はない

というような返答があり、理由ははっきりわかりませんでしたが、習慣となっているようです。

また、私はラマダン終了のお祭りが終わったらラマダンは完全に終了と思いってましたが、どうやらそうではなかったようです!!お祭りを2日間行った後、再び6日間断食を行うそうです。この時期に断食をすることは、1年分の断食をすることに匹敵し、多くの徳がつめるそうです。6日間で1年分!!だからみんなやっていたのか~と納得しました。

私もラマダンをほぼ1か月間行いました。夜中3時頃の日の出前の食事のために起きることが最後まで慣れず、常に眠気との戦いでした。任地が海に近くそこまで暑くなかったこともあり、口渇や空腹は思っていたよりも辛くありませんでした。

普段からゆっくりペースのモロッコ人ですが、「ラマダンで元気でないからね~」とさらに色んなことがゆっくりペースで、それが許される雰囲気なのは、日本人の私にとって慣れないことでした。また、モロッコ人はラマダンについて「身体にいい」「断食することで食べ物が食べられない貧しい人の気持ちを知る」と私に説明してくれることが多かったですが、実際に行ってみて、日没後の食事を食べ過ぎている印象があり、本当にそうだろうか…と疑問に感じることもありました。

しかし、職場で「お腹すいたね~」「ラマダンは元気でないね。妊婦さんも来ないね」などと話しながらモロッコ人と断食の辛さを共有しながら活動したり、日没後の食事にたくさん招待いただいておもてなしの精神に感激したり、イスラム教について教えてもらい、今まであまり向き合ってこなかった宗教について考える機会が多く得られたり、貴重な経験ができた1か月だったと思います。

ラマダン終了の約2か月後には、「羊犠牲祭」という大きなお祭りがあります。

またその時期になったら、「羊犠牲祭」について投稿します★