JICA海外協力隊の世界日記

心はいつも晴れ☀ in Uganda

P.E. Workshop!

Mulenbe!(こんにちは)

今回は、学期休み中に開催した体育ワークショップについて紹介します。

ウガンダでは、2011 年より中高等学校で体育が必修となりました。教育・スポーツ省や NCDC (National Curriculum Development Center) は、様々な報告や政策において体育の重要性を強調していますが、実際の学校現場で体育教育が普及しているとは言い難いのが現状です。理由はいくつかありますが、体育の目的や体育授業の構成・運営の仕方を十分に理解している教員が少ないことも要因の一つであると私たちは考えています。そのため、ウガンダに派遣されている青年海外協力隊の体育隊員6名を中心に、小・中・高等学校と教員養成校のウガンダ人教員たちを対象としたワークショップを開催することにしました。

◆ワークショップの目的
1、体育アクティビティの紹介や模擬授業の見学・実施を通して、ウガンダに合った体育授業の構成及び運営の仕方について理解を深める。
2、JICAの体育技術顧問や日本で研修経験のあるウガンダ教員たちの知見を借りながら、小中学校の系統性ある体育指導や、今後のウガンダの体育教育の在り方について考える。
3、異なる地域や校種から参加した教員同士の交流によりアイディアの共有を図るとともに、体育教育のモチベーション向上に繋げる。

◆大まかなプログラム内容
1、体育アクティビティの紹介
2、日本で体育教育が発展してきた経緯や歴史、体育の意義や目的についての講演
3、ウガンダにおける体育教育の方向性、体育の意義や目的についての講演やディスカッション
4、模擬授業への参加
5、レッスンプランの作成と授業の実施

ワークショップは2泊3日の日程で行われました。これを実施するにあたって、私たちボランティアが大切にしたかったことは「学校現場ですぐに活用できる内容であること」「ウガンダの体育について話し合うこと」「実際に活動(授業)すること」です。そのため、ディスカッションの時間を多く設定し、参加した先生方による模擬授業なども実施しました。また、日本からはJICAの体育技術顧問である白旗先生、ウガンダ教育・スポーツ省からはSenior education officerを務めるハジャラさんからも貴重なお話をいただき、体育の重要性について再確認することができました。

続きは次号で!最後まで読んでいただきありがとうございました。
Wanyala naabi!(ありがとうございました)

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