JICA海外協力隊の世界日記

ランカカレーは一度に2回味わう

年度末のコンサート

スリランカの年度は1月始まりの12月終わりです。

なので毎年12月には、1年のまとめとして各学校や幼稚園などでコンサートが開かれます。

ということで私たちの学校でも開催することに。今年は、スリランカの伝統的な曲や、シンハラPOPMUSIC、ヒンドゥーMUSICの他に日本の曲が踊りたいという要望がありました。

そこで、現地の教員と協議を重ねて、盆踊りとTHE和風ロックな曲をチョイスしました。

練習時には慣れない日本のリズムに悪戦苦闘の子ども達でしたが、うちわと扇子を持って踊ることを伝えると俄然やる気に。

また衣装では、見本用に法被と浴衣を一着ずつ持っていくと、現地の先生のお姉さんが”これなら作れるよ!”と申し出てくれました。そして、見事なミシンと手縫いでなんと子ども25人分の法被と浴衣を作ってくれました。

私は一緒に布を選びに行っただけ…。さらに浴衣の生地と、古いサリーを切って作った帯で、一着の製作費250円ほどです。

本当に素晴らしいの一言です。

本番は紙吹雪まで飛ばして、会場からは温かい拍手に包まれました。

幼い頃にこういった達成感や他の人たちから認められることを経験することはとても大切だと、子どもたちの満足そうな顔を見て改めて思いました。

最後はお決まりのダンスタイム。

保護者も、先生も見に来てくれた同期隊員も皆でスリランカの伝統音楽を踊ります。

学校の先生、生徒や群事務所のCBRスタッフ、保護者、生徒の兄弟など、皆で作り上げたコンサートは大成功で幕を閉じました。

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