2019/07/25 Thu
活動
小学校&教育実習 終わる
6月末に学年末のテストがあり、小学校は3か月の長い休みに入りました。
6月最後の日曜日、私が活動していた小学校では成績表を配るとのことで、子どもたちが家の人と一緒に学校に来ていました。私は、自分が行った九九の活動の成績を渡しながら、その様子を見ていました。
「成績、悪いですよ」
と、なかなかシビアな言葉をかけながら渡す場面もありました。写真1枚目が成績を渡している場面、2枚目が渡されていた成績表とテストの問題・解答用紙です。成績表には今まで3回行ったテストの平均が書かれてあります。内側には各教科の点数など細かいことが記されていました。
5年生の担任に聞くと、成績下位5%の子どもが留年するのだそう。1クラス70人いると4人程度が留年ということになります。成績表配布の数日後、職員会議では進級や留年について話し合っていました。
その後、来年度の学級担任決めも始まりました。学校によって決め方は違うと思いますが、
「このクラス、誰やる?」
「はい、俺やるよ。」
「え!持ち上がるんだ!」
「うん、そうするよ。」
そんな感じで決まっていきました。
日本では学級担任は校長先生が決め、年度初めの職員会議で発表という形が一般的です。発表まで長い間ソワソワします。セネガルの、自分たちで決めていくのはかなり新鮮な光景でした。
ちなみに、3か月もの長い休みですが、各学校で補講があり、この学校では8月~9月の1か月間、2000f(約400円)で受けられます。去年見た感じだと、成績の良くない生徒を対象にしているようで、前の学年のフランス語と算数の復習をしていました。
5月からやっていた教員養成校の学生たちの教育実習も終わりました。
本来、教員養成校は1月開始で講義から始まるのですが、今年は大統領選挙の影響により4カ月遅れで入学式よりも先に教育実習が行われていました。
下の写真は、教育実習の様子。
左奥が担任の先生で、他は学生たちです。
各クラスに4~5人ずつ配置されて、前半は授業観察。後半は学生が授業実践をしていました。
子どもたちに練習問題をさせる時間や休み時間にこうして集まって指導のポイントを教わっていました。日本の教育実習と同じように、学生は指導案を作って授業に挑んでいました。
今年度は教育実習が2回(例年は3回)行われます。
養成校の講義よりも先に始まった教育実習だったので、私が何者かを知らせられないままのスタートでした。実習中は算数や図工の活動をしていたので、関わったクラスの学生はなんとなく私のしていることを分かり、算数の丸付けや図工の指導の補助をしてくれました。
1回話すと友達、のセネガル人。
教育実習は4校でやっていたので、1/4の学生と関わりました。そして7月から始まった養成校の授業では、その見慣れた顔の1/4の学生たちが声をかけてくれます。かわいい若者たちです。
養成校での講義の様子もまた別の機会に詳しくお伝えしたいと思います。
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