2018/01/11 Thu
人 文化 生活
日々のこと
皆様こんにちは。
2018年になりましたね。 今年もどうぞよろしくおねがい致します。
私のラ ロマ-ナでの活動も早いもので14ヶ月が過ぎ、残り9ヶ月となりました。
1年以上が経った現在、この町に愛着が湧いています。
今回はそんな私の住む町ラ ロマ-ナについてお話しようと思います。
最初はね、嫌なことも多々ありました。 中南米に住む方なら共感してもらえると思いますが、道を歩けば 「やーいチナー(中国人)」と子供達からからかわれたり、子供が後ろから「チナー、チナー」と叫びながら付いてきたり(用があるわけではない)。明らかに東洋人軽視を感じる場合は悲しくなってしまいます。
小中学校の通学路は子供がたくさんいるので悪魔の道と呼んで、歩くのを避けていた時期もありました。しかし何を言われても自分自身の修行だと思うようにしたら大分気にならなくなってきました。 怒ったら負けなんです。むしろ自分をこの境地にまで高めてくれたドミニカ人に感謝・・・はないかな。
ラロマ-ナで生活していると時々聞こえるベルの音。 サトウキビ鉄道の踏み切のベルの音です。 ドミニカ共和国には人が移動する為の鉄道はありませんがサトウキビ運搬用の鉄道があります。 そして町中に漂う甘い匂いはサトウキビ工場から香っています。 サトウキビの匂いは酸味の抜けたケチャップの香りに似ています。
道では、皮のむかれた黄色いサトウキビを売るおじさんが歩いています。 買ったおばさんがそれを齧って口に残った繊維をペッと道に吐き出します。 この国でよく見られる光景です。
ラロマ-ナ周辺はサトウキビ畑が多く、サトウキビ畑労働者としてハイチから移り住んだ人が多いので首都に比べると肌の黒い人が多いようです。
そしてトランクが閉まらないほどに何台ものスピ-カ-を積んだス-パ-の宣伝カー。騒音でしかありません。 ありえないほどうるさいです。ひどいものになると、音の振動で家がミシッと軋んでいるのが聞こえるんですよ! 日本だったら即効通報してるところですがここで生活していると、それにまで慣れてきてしまった自分に驚きです。
貧困層の住む地区が首都のサントドミンゴのように分かれていないであろうところもラロマ-ナの特徴ではないでしょうか。 街の中に貧困地区が入り混じっているからか物騒なことも多く、道で大人同士の喧嘩を少なくとも3回は見ました。 内ひと組は包丁を手にしたおっそろしいものでした。
こうして書いていると目立って良いところがありませんね。
ごめんなさいラロマ-ナの人達。でも私はラロマ-ナが好きです。
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