JICA海外協力隊の世界日記

タイはよかとこっタイ!

<第2回>配属先紹介

サワディーカップ(こんにちは)。

今週1週間は久々にまた寒かったです…。11月~2月頃?の時期がタイの冬(乾季)にあたるみたいです。皆さん、タイって年中暑いと思っておられませんか?ここに来るまで、私はそう思っていました。

ですが…

あなどるなかれ、タイの東北部はなかなか寒いです。朝の気温10度を下回ります!!!昨年の12月、寒いなぁっと思った朝、気温は8度でした。ヒートテックを着て寝る日もあったりして、タイも意外と寒いんですよ~(まぁそんな日も昼には30度近くまで上がっていたりしますがw)。

上の写真は我が家から見える夕焼けです。

タイの空は綺麗です。最近は雲もあまりなく、青く澄んだ空がとても綺麗。毎日夕日を見て、1日の終わりを実感する...いいですね~。

さて、本題です。

配属先紹介と題しましたので、前回に続いて、私の配属先をもう少し詳しく紹介したいと思っています(リハビリテーションの専門職の方も見ていただいているという前提で、少し専門的な話をさせてください)。

私の配属先は‟東北部労災リハビリテーションセンター”という施設です。

タイの労働省の管轄で、労働災害における患者の就労支援を目的に職能訓練を行っている入所型施設になります。基本的には就労支援が目的な施設ですが、医療的なリハビリテーションが必要性な患者も多いため、私が配属されている医療リハビリテーション部門も併設されており、大きな役割を果たしています。

対象疾患は頭部外傷・脊髄損傷・切断・骨折、さらには脳卒中の患者さんもたくさんいます。年齢層はだいたい10代~50代と若く、性別は男性8割・女性2割といったところですかね。

下の写真が私の配属先です。

タイには日本における回復期のような役割を果たす病院が少ないためか、急性期病院を出た患者さんは、自宅にて家族やボランティアさんの支援を得ながら過ごしているようです。うちの施設に入所する患者さんも、ここに来る前はほとんど自宅でゆっくり過ごしていたと話されます。新しく来られる患者さんのほとんどは受傷後1年以上経過しているため、つまり1年以上自宅で療養していたことになります(正確には把握していませんが、発症後10年の方などもいます)

日本では発症後1年というと、ある程度リハビリが終了しており、機能維持のためのリハビリテーションといった印象を持たれる方が多いと思いますが、当施設では入所前は車いす生活だった人が入所後には歩行用具を使って歩いて生活するようになるなど、身体機能面や生活面において、まだまだ大きく改善が見込めるなぁと感じています。そこで、当施設では入所後にまず医療的なリハビリテーションを行って、その後に就労トレーニングを行うといった流れが一般的な流れになっています。

補足ですが、当施設は基本的に日常生活が独立(自立)して行なえる患者の入所が可能です。それが難しい患者さんに関しては、家族の付き添いでの短期入所による日常生活動作指導、自主トレーニング指導を行ったり、自宅・家庭訪問による指導などを行っています。

少し長くなりましたが、当施設の紹介でした。

私はここで、同僚のタイ人たちとリハビリテーションの質の向上を目指した活動をいろいろと行っています。詳しいことはまた追々書いていけたらと思っています。

最後の写真は...

私がここに来て1か月の頃、私の誕生日の日の写真です。来たばかりの私の誕生日を把握して、サプライズでお祝いしてくれるタイ人の同僚たちの優しさに感動...。感謝感謝。こうやって私が来たことをとても歓迎してくれて、日々存在意義を感じさせてくれる同僚たちに感謝ですね。あと約1年半あります。楽しく頑張っていきます。

次回はハビリ室”についてご紹介したいなぁと思っているので、引き続き、よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきまして、コーップクンカーップ(ありがとうございました)。

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