2018/08/25 Sat
活動 生活
<第13回>障害者宅訪問
サワディーカップ(こんにちは)。
しばらく時間が空いてしまいました。
書きたいことがたくさんあって、追いついていません。
今回はタイトル通りに、患者宅訪問について書きたいと思っています!!
先日、コンケン県から遥々ウボンラーチャターニー県、アムナートチャロン県の障害者の家々に訪問してきました。
私の施設は東北地方全土の労働災害による障害者を管轄している施設なので、東北地方20県への訪問活動を月に1回程度行っています。今回は上記2県へ訪問し、新規障害者のフォローアップを中心に行ってきました。
具体的な内容は
1、新規障害者の全身状態・身体機能・日常生活動作能力などの評価(特に当施設へ入所可能かどうかの評価)
2、入所不可能な場合に、生活指導・自主トレーニング指導・家族指導
の2点です。
上の写真は障害者宅へ向かう際に、道すがら撮影したものです。
写真のように、田んぼの中にこんな感じで木とトタンで作らてた家が点在しています(東北地方はタイの中で一番貧しいといわれる地域で、おもな産業は農業・畜産などです)。
一番手前は牛舎ですが、その奥にあるのは家です。
ここに麻痺がある障害者、車いすを使っている障害者などが住んでいます。仕事はおろか、外出そのものが困難な印象を受けますね...。
このような障害者にどのようなサポートをしていけばいいのかを考えるのが、私たちの仕事です。しかし、都市と田舎の生活差、貧富の差などのシビアな現状を目の当たりにして、私ができることはあるのだろうか?と考えさせられたのが実際でした。
上の写真はタイの一般的なトイレ兼、浴室になります。
洋式トイレ、和式トイレは家によって半々といった感じでしょうか。
入浴は椅子に座って、桶で水浴び。タイの家には温水シャワーがある家は少なく、ちなみに私も毎日水のシャワーで入浴しており、洗濯も手洗いしています。
今回の訪問では、タイの障害者の実際の生活を知るいい機会となり、これから入所者のリハビリテーションに生かしていきたいと考えています。
やはり必要なことは全スタッフでの情報共有だ!とつくづく感じています。実際に訪問に行ったスタッフは利用者の生活を知ることができますが、施設に戻ってからそれ以外のスタッフへの情報共有が十分でありません。
利用者が私たちの施設を退所後に、どのような仕事が可能で、どのような社会参加ができるのかを考えていく上で、こういった利用者宅の実際の生活環境などの情報は正しく全員が理解しておく必要があります。
引き続き、前回の日記で記載したカンファレンスなどを通して、情報共有の重要性をスタッフ全員が感じることができるように、理解できるように取り組んでいく必要があると感じました。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、コーップクンマーククラップ(どうもありがとうございました)!!
SHARE