タイはよかとこっタイ!

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德田 壌二
(福岡県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
理学療法士
派遣国
アジア
タイ コンケン県
一言メッセージ
‟微笑みの国”タイの東北部にある労災リハビリテーションセンターで毎日楽しく活動中。たくさんの笑顔に出会えますように。

 

<第23回>ちょっと休憩 でも是非読んでほしい話

2018.10.29

活動 生活

サワディーカップ。

一枚目の写真はなんでしょう?

患者さんが職業トレーニングの一環で作っている畑の写真です。

これにまつわる、ちょっと感動したこと、考えさせられることがあったので書きます。

この写真を撮った日は一日雨が続く日でした。

雨だと私自身も外出が大変なので、敷地内にある患者さんの食堂にご飯を買いに行っていると...泥だらけで畑に座り込む患者さんを発見しました。

この患者さん、脊髄損傷で下肢が全く動かない患者さんなんです。

その患者さんが、ズボンにビニール袋をはさんで防水対策をしながら、車椅子から畑に降りて、いざり移動で自分で育てている野菜の世話をしていたのです。もちろん泥だらけでした。

野菜を作ってるのは知っていたけど、まさか一人で畑に降りて作業しているなんて知らなかった私。...とても驚きました。

障害者のおかれた環境はまだまだ厳しいなぁと思うことが多いタイですが、こうして自分でできることを見つけて、将来につなげようとたくさんの努力をして、強く生きてる姿を見て、色々考えさせられました。

日本は色々なものが充実して整っていて、もちろん良いこともたくさんありますが、その分、患者さんの生きる力や自発性は見えにくく、隠れてしまいやすい環境かもしれないなと感じました。また、我々医療スタッフ自身が、気づかぬうちに患者さんのたくさんの可能性を奪っていることもあるかもしれないなと思い、私の理学療法を見直すきっかけになりました。

泥だらけで作業を終えた後の彼の顔はとても誇らしく生き生きしていました。たくさんの気づきをありがとう。

今回は以上です。

最後まで読んでいただいて、コーップクンカップ。