2018/11/23 Fri
活動
<第24回>住宅改修訪問②
サワディーカップ。
今回は<第22回>住宅改修訪問の続編です。そちらも合わせて、ご一読ください。
患者さんの住宅改修のための訪問に行ってきました。前回はどのように住宅改修を行うかの話し合い、今回は住宅改修が正しく行えたか、実際に患者さんが使えるものになっているかどうかのフォローアップです。
上の写真は住宅改修前(Bofore)
下の写真は住宅改修後(After)
いかがですか?
この家に住んでいるのは脊髄損傷の患者さんで、下半身は全く動きません。
改修前のトイレは絶対に使用できないのは分かりますが・・・
退所後1年半以上も経過している患者さんだったので、改修後の洋式トイレの便座へ実際に移乗できるのか正直不安はありましたが・・・不安定ながら、何とか可能といった感じ・・・。
手すりも専門家がつけたというよりは、家族・親戚で工事が可能な人が作製した様子でしたが、作業療法士が伝えたとおりに、想定の範囲内のものができあがったようでした。
身体機能的におそらく施設入所時より低下している様子であったため、理学療法士として、上肢でのプッシュアップや体幹トレーニングを再度指導をしてきました。
実際に移乗してもらっている写真です。
日本であれば、退所する前に必ず住宅改修をすると思うのですが、この施設(おそらくタイ全体として)退所・退院前の住宅改修はほとんど行えていません。その為、自宅に帰ってから、寝たきりに逆戻りするようなパターンが・・・実際に起こっているのも事実です。
今回は幸運にも移乗は可能なレベルであったため、実際にトイレ兼シャワーとして使用を開始できているようです。良かった。
タイは日本人が多く観光に訪れる国です。タイの田舎の障害者の生活を少しでも多くの日本の皆様に知ってもらえますように。
今回は以上です。コーップクンカップ。
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