JICA海外協力隊の世界日記

辻 明男のラパス滞在日記

ちょっと変わった道路

わたしの職種が道路なので、日本にはたぶん無いと思われる、ちょっと変わったラパス市の道路を紹介しましょう。

街の中を車で走っていると、ところどころで道路が数メートル窪んだ状態になっているのに出くわします。はじめて見たときは、どうしてかと驚きましたが、周囲を良く見ると、その窪みは水の流れていない川か水路の川底のようです。

ラパスは砂漠性乾燥気候なので雨季以外はほとんど雨がふらないのです。8月、9月の雨季にはスコールのような雨がザッとふってすぐ止むらしいです(まだ体験していないので)。だからいつもは川に水はありませんが、雨がたくさん降ったときだけ、数時間は水が流れているのです。その時は、水が引くのを待たないと車も人も通れません。

写真は住宅街の小さな川を横切る道路です。舗装道路なので川と気付かないかもしれません。

この2枚の写真は、大きな川を横切る道路ですが、川の中は当然舗装されていないので、かなりワイルドな状況です。バスも乗用車も堤防から川の中へ下りて、砂ほこりをあげながら走っていきます。

このように橋を架けずに川底道路ですませられるのは、ここが乾燥した土地ならではと思います。

でも年に数回とはいえ、道路が通行できないのは日常生活にも不便なので、できれば早く橋を架けたいところです。

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