堤健二のドミニカ共和国滞在日記

RSS

堤 健二
(福岡県)

ボランティア/職種
シニア海外ボランティア
マーケティング
派遣国
中南米
ドミニカ共和国 サント・ドミンゴ特別区
一言メッセージ
ドミニカ共和国貿易投資センターで中小の輸出業者支援活動に参加しています。ドミニカ共和国の輸出振興に少しでもお手伝いできればと活動しています。

 

カカオ工場見学

2017.08.29

活動

先般、ドミニカ共和国の主要輸出農産物である、カカオの工場を見学しました。工場の場所はドミニカ共和国の北部でサント・ドミンゴからバスで3時間弱の所にあります。輸出投資センターの職員として、ドミニカ共和国の代表的な農産物であるカカオについての知識を習得するためでした。カカオの栽培場所やその加工工場を見学することで、輸出振興する際に輸入業者にカカオについて説明できるようにするためです。センター長、自ら引率しておおよそ50名の職員とともに見学してきました。今日は、そのことについてレポートします。

私のイメージは、チョコレートの原料となるカカオの工場と言うことで、さぞかし美味しそうな香りが漂っていると想像していたのですが、工場に着いてバスから降りるなり、饐えた匂いで驚きました。工場の中を見学する前に、この会社の創業者の息子さんと工場長より、カカオについてとカカオ豆に到る製造工程について説明していただきました。カカオはトリニタリオ種、フォラステロ種とクリオジョ種の3種類の品種があるそうです。カカオを収穫し殻を割ると、中の実が空気に触れて、醗酵が始まります。その時に発する醗酵臭が饐えた匂いの元です。これらのカカオを3日~5日間、発酵(発酵期間は味に大きく影響するので消費者の好みに合わせた期間に設定するため幅があります。)させます。発酵作業は人の手でスコップを使用して、毎日、発酵桝の中のカカオを順次A桝からB桝へと、移すことにより、曝気させ発酵を促進させます。発酵工程の次は、天日など(雨季では天日干しが十分に出来ないので乾燥装置が備わっています。)で乾燥させ醗酵を止めます。カカオは木の枝や幹から育ちますので周りには葉っぱがなく、異様な光景(写真を参照)です。

工場見学の後、観光ツアー用の農園に行き、更に詳しい説明を受けました。そこでは、カカオの異なる含有量のチョコレートの試食(写真を参照)を行い、それぞれの味のチョコレートを楽しみました。その後、場所をサント・ドミンゴの史跡地域にあるチョコレート博物館に移して、チョコレートが出来るまでの説明を受けました。ここでは、チョコレートの美味しい香りが充満していました。今年の夏より、日本でもドミニカ共和国産のカカオ豆を使ったチョコレートが販売されていて、とても売れ行きが良いと聞いています。