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植山 明日香
(京都府)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
障害児・者支援
派遣国
アジア
マレーシア クダ州スンガイプタニ
一言メッセージ
クダ州内37ヵ所のPDK(障がい児・者通所施設)を対象に活動しています。自閉症児への支援がより充実するように、現地職員と共に励みます。

 

教材のワークショップ

2017.08.24

活動

先日、クダ州のクアラムダ地区の8カ所の施設を対象に、教材のワークショップを2日間行いました。

40ヵ所の施設を巡回しており、なかなか行けない施設もあるので、ワークショップでは地区内全ての施設が参加して知識を共有できる良い機会です。

今回の教材のワークショップは、職員から要望があり、施設長と話し合ってどのようなワークショップにするか話し合って決めました。

内容は、日本の障害児療育についての紹介、日常生活動作の獲得について、自閉症について、疑似体験、2日目は視覚支援教材や自立課題教材の紹介と作成をしました。

マレー語で伝えることに苦戦しながらも、職員は一生懸命聞いてくれました。

質疑応答では、日本での多動児への対応や問題行動に対しての対応方法などの質問があり、日本ではどのようにしているか例をあげながら伝えました。

2日目の視覚支援ツール作りでは、はじめに作る時のポイントや例を示しましたが、どのような物を作るかはそれぞれの施設に考えてもらいました。

施設巡回の時に、視覚支援ツールはあるものの実際に使用されていなかったり、過度な装飾がされて分かりにくいものや個人スケジュールなのに全員が同じ写真で全く同じスケジュールでした。

なので使用目的や対象児に応じた支援ツールの作成を呼びかけました。

イラスト、写真、文字など、どの情報がどのくらい必要なのかを考えてもらいました。

作成の様子を見て、写真と文字を別々にラミネートしているので写真の下に文字を置くと1枚のカードになるとアドバイスしたり文字が読める子どもには写真は必要ないとアドバイスをしたりしました。

施設のよっては職員がしっかり考えて、用意していた文字が小さいと感じたら手書きで分かりやすく書いたり、イラストを描いたりと工夫していました。

作成後はどのような教材を作成したか発表をして共有しました。

最後に、伝えたのは毎日使用することです。

物があっても使用しなければ意味がありません。

後日訪問をして使用しているか、子どもに応じたものになっているかフォローアップしようと思います。

教材の作成が早く終わった施設には、教材となる玩具の作成をしてもらいました。

アカデミックなマレーシアでは机に座って勉強と考える施設が多いので、玩具で遊びながら学ぶことの重要さを伝えています。

子どもに集中力がない、指示に従わないとよく職員から問題点が挙がるので、活動内容を見直すように伝えました。

子どもが活動内容に興味があるか、楽しいか?

実際に職員が玩具を作り、玩具が動くのを見て子どものようにはしゃいでいました。

その姿を見て職員自身にもこのような玩具で遊ぶ経験が少なかったのだと思いました。

職員が楽しいのであれば、きっと子どもも楽しめるよと伝え、作り方を学んで施設で子どもと遊んでねと伝えました。

施設の巡回では1回で伝えられる事に限りがあるので、今回のワークショップでは多くの知識や日本での経験を共有することができたと思います。

また、施設の職員と話し合いで決めたワークショップだったので、今後も職員と話しながら共に活動していこうと思います。