JICA海外協力隊の世界日記

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ブブールアシュラ

ブブールアシュラはイスラム暦の正月であるムハラム月に作られる食べ物です。 1年に1回作ります。 施設に行くと、ちょうどブブールアシュラを作る日でした。 ブブール(Bubur)はマレー語で「お粥」という意味です。 作っている時はお粥のようにとろみがありますが、冷蔵庫で固めて完成品は柔らかいようかんのようになります。 大きなお鍋に入っているものは、ココナッツミルク、数種類の豆、とうもろこし、さつま芋、バナナ、砂糖です。 火が通りにくい材料から順番に入れます。 混ぜ続けないと焦げてしまうので、常に2人体制で混ぜます。 混ぜる時間は約3時間。 とろみがついてきて、混ぜるのがだんだん大変になります。 なので交代しながら根気よく混ぜます。 保護者の方もたくさん来てみんなで協力していました。

黒糖を入れると上の写真のような色になり、入れない場合は下の写真の色になります。 それぞれ好みがあるようで、作る時には2種類作るようです。

冷蔵庫で固めて切るとこんな感じになりました。 味は豆の味が口に広がり、ココナッツの風味がします。 そしてとっても甘いです。 マレーシアの人々は本当に甘いものが大好きです。 そのため、若くして糖尿病の方も多いです… しかし、これは年に1度の欠かせない料理のようです。

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