JICA海外協力隊の世界日記

えがお Diary

エチオピアのいま

こんにちは。
任地紹介をしようと思ったのですが、、、
今回はエチオピアのいまについてご報告させてください。
日本でもニュースなどで取り上げられているので、知っている方もいらっしゃるかと思いますが、現在エチオピアでは「非常事態宣言」が発令されています。
これは、前首相の辞任に伴い、各政党、民族、州などによる暴動をおさえるため発令されました。
私がここに派遣された昨年の7月にも発令されていて、先輩隊員の中には任地を変更したり、首都に退避するなど、ボランティア活動にも様々な影響を受けました。
今回の非常事態宣言も同様に、首都退避や、安全上のことを考慮して任地を変更せざるを得なくなった隊員もいます。
以前、非常事態宣言によって任地変更を経験した先輩隊員に「いつも明日があると思うなよっ!」と言われた事が、今回も起きたのだと思うと、この言葉に込められた意味をもっと重く受け止めなければいけないのだな、と考えさせられました。
しかし、私たち隊員は、在エチオピア日本大使館をはじめ、多くの方に支えられ、守られながら無事にここで生活できることにも感謝の気持ちを忘れてはいけないのだと実感しています。
私が住むアクスムの街は、あくまでも私の個人的な感覚ですが、とても平和で穏やかな日々を過ごしています。
子どもたちも通常通り学校に通っていますし、私の活動も滞りなく進めることができています。
首都以外の地方で、断絶されていたインターネットの接続が先日復旧し、少しずつではありますが、治安改善の兆しが見えはじめているのではないかな、と期待しています。
日本に住む家族や友人からも、多くの心配のご連絡をいただきました。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
普段は活動や生活のことについて書いている世界日記ですが、このような経験もエチオピアにいるからこそのことだと思い、みなさんにエチオピアの現状をお伝えすることにしました。
読んでいただきありがとうございます。
今後も何か変化があったらみなさんにお知らせします。
1日でも早く、この非常事態宣言が解除されて、みんなが平和に暮らせることを期待しながら、私自身も今後のエチオピア生活を大事に過ごしていきたいと思います。

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