マラウィ・デイズ

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山地 純
(愛媛県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
言語聴覚士
派遣国
アフリカ
マラウイ共和国 チラズル県
一言メッセージ
マラウィ共和国南部チラズル県の学校で活動しています。就学前児童から大学生まで、たくさんの学生が歩くこの町から、私が見たもの気づいたことを発信していきます!

 

試験にまつわるetc

2017.06.05

活動

3月から始まった第2セメスターの授業。

どれくらい内容を伝えられているのか

気になっていたところに、

一緒に活動している現地の先生から、

来週は中間テストをしましょうと提案があった。

使用する紙はできるだけ減らしたくて、

A4両面を使って選択式10問を作成。

人数分のコピーをしようとオフィスへ行くと

予想はしていたけど案の定、停電していた。

よくあることなので驚いたりはしない。

翌日、再びオフィスへ行くと、

どうもタイミングが悪いのか、また停電。

でも驚いたりはしない。

試験前日には何とか人数分のコピーができ、

準備は完了。…と思っていた。

試験当日は、他の教室から机と椅子を

借りてくることから始まった。

そういえば、いつも数が足りていなかったのだ。

一人がけのところを二人で、

二人がけのところを三人で授業を受けている姿を

何度か目にしていたのに…詰めが甘かった。

さすがにこれ(上の写真)でテストはまずいので、

机と椅子を借りてきたまでは良かった。

しかし考えてみると、貸してくれた側の教室では、

窮屈な思いをする学生を増やすことになっただろう。

こちらが立てば、あちらが立たない。

教科書、チョーク、机、椅子、電気…。

この国にはまだまだ足りないものがたくさんある。

それでも彼らに悲壮感が漂っていると感じないのは

無いなら無いなりに工夫しているのか、

諦めているのか、あるいはその両方なのか。

あるのが当たり前の環境でずっと過ごしていると、

その有りがたみはなかなか気づかない。

私たちは随分と恵まれた環境のなかで

学んできていたようだ。

試験が終わった。10点満点で平均8点。

ひとまずこの結果にほっとする。

10問中2問だけ入れた、私の渾身の

ひっかけ問題にも屈せず満点も数人いた。

普段は彼らもテストを作る側の立場。

出題者の意図をよみ正答を選んだのだとしたら、

上手くかわされたのはきっと私の方だ。

答案用紙を返すときに垣間見える

学生たちの一瞬はにかむ表情は、

どこの国でも同じなのかもしれない。