JICA海外協力隊の世界日記

コロンビアからの手紙

ユニセフマラソン in ボゴタ

ボゴタで行われたユニセフ主催のマラソン大会に参加しました。

ボゴタ市民の憩いの場シモン・ボリーバル公園をスタートし、周辺道路10キロを走り公園に戻ってくるレースです。1000万人近くが住むコロンビアの首都ボゴタで幹線道路の一部を通行止めにし開催されます。

私はランニングが趣味で日本では多くのマラソン大会に参加していました。100キロのウルトラマラソンを完走したこともありますが、ボゴタは標高2600メートルに位置しており階段を登るだけでも息が切れる酸素濃度です。10キロとはいえなかなかハードな大会でした。

コロンビアの全てのマラソン大会が同じとは思いませんが、今回参加してみて日本と違う点がいくつかありましたのでご紹介します。

■スタート前の国歌斉唱

日本では一度も経験がありません。何かの選考レースでもなくただの市民レースですが、国歌とボゴタ市歌の斉唱がありました。

■スタート前のエクササイズ

スタート前にテンション高めのエクササイズがありました。日本でも比較的小さな大会ではラジオ体操や簡単な準備運動をみんなですることはありますが、こんなに本格的なものは初めてです。スタート前にかなり体力を消耗しました。ダンス好きな国民性がよく出ています。

■給水所でペットボトルの水を配布している

ペットボトルごと配布していました。日本では紙コップに水やスポーツドリンクを入れて配布するのが一般的です。紙コップだとすぐに飲み終わるので、ゴミは給水所近くに捨てられることが多いですが、ペットボトルだとコース上のいたるところに捨てられてしまうのでゴミの回収が大変そうです。コストもかかりそうです。

■様々な人が走ってます

日本ではコスプレをして走る人が多いですが、コロンビアは一味違います。まず犬と一緒に走っている人を10人ほど見かけました。給水所で水を飲んでいる犬が可愛かったです。またラジカセを肩に担いで音楽をかけながら走っている人がいました。ウォークマン等を持っていないのでしょうか。極め付けはベビーカーを押しながら走っている人です。ボゴタの道は所々穴が空いており段差も多く心配でしたが、ものすごい速さで走り去って行きました。

運営や警備の人数が日本と比べて格段に少なかったですが、大会の運営はしっかりしておりストレスなく参加することができました。沿道からの応援やランナーの頑張りはどこの国も同じだと感じましたし、走り終わった後のビールの美味しさも全く同じでした。

今後も参加して行きたいと思います。

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