JICA海外協力隊の世界日記

コロンビアからの手紙

サンタマルタへの旅行

セマナサンタの休暇を利用して、コロンビア北部にあるサンタマルタへ旅行をしました。

セマナサンタとは、英語圏でイースターと呼ばれるキリストの復活祭のことです。復活祭の日にちは「春分の日以降最初の満月の次の日曜日」とされています。ですので日付は毎年異なり、今年は4月21日でした。そして復活祭の日曜日からさかのぼって1週間の間を「セマナサンタ(聖週間)」と呼びコロンビアの多くの企業や組織が休みになり、各地で多くのイベントが開催されます。

サンタマルタはカリブ海に面し年間を通して気温が30度前後と温暖な為、多くの綺麗なビーチがあります。また三方を山に囲まれており山間部に自然豊かな国立公園や遺跡などがある観光地で、このセマナサンタの期間や年末年始を中心に国内外から多くの観光客が訪れます。

今回サンタマルタを訪れたのは、タイロナ国立公園に行くことが目的でした。

タイロナ国立公園には入り組んだ海岸線やマングローブがあり多くの動植物が生存しています。道中では猿やリス、様々な鳥を見ることができました。また、国立公園内には4部族の原住民が住んでいると言われています。私は山登りが好きなので久しぶりのトレッキングはとても良い気分転換になりました。公園内にはレストランや宿泊施設もあり、ハンモックやテントでの宿泊も可能になっています。私たちは日帰りで訪れましたが、テントや寝袋を持参している観光客の方も多くいました。

最後は食べ物について。

私は普段標高2500メートルほどにあるボゴタで生活をしており魚料理を食べる機会があまりないので、この機会にたくさん食べてきました。上記の写真は「カスエラ・デ・マリスコス」というスープで、エビやイカ、白味魚などが入っているトマトベースの濃厚なスープです。臭みは全く無く、魚の旨味が凝縮されておりとても美味しかったです。また「セビーチェ」という料理も有名です。私が食べたのはエビのセビーチェで、茹でたエビを酸味の効いたトマトソースで和え、コリアンダーや玉ねぎ、香味野菜を混ぜた前菜です。

コロンビアは地域により気候や文化が大きく違うので、旅行をすると様々な発見がありとても面白いです。

次回は、同じくセマナサンタ期間に訪れたカルタヘナについて書きたいと思います。

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