JICA海外協力隊の世界日記

笑顔あふれる、ロンボク島。

間違いがあればごめんなさい、2年間ありがとうございました。

「間違いがあればごめんなさい、ありがとうございました」

最後の挨拶をする度に、たくさんの人に言われた言葉です。

これはインドネシアでのお別れの挨拶のひとつです。

インドネシアでの2年間は、本当にいろいろなことがありました。

よかったこと、楽しかったこともたくさんあったけど、そうでないこともありました。

遅刻とドタキャンは日常茶飯事で、活動を行うことができない日も多かったし、

得た情報を頼りに活動しても、データやスタッフの話と現場の差異に戸惑うこともあったし…等々。

また、インドネシア人は親日的で穏やか…と聞いていたものの、ロンボク島の人々は良くも悪くも私にとってはフレンドリーすぎたり、彼らの喜怒哀楽が激しいあまり、怒られることもしばしば。

逆に私が怒ったこと、泣いたことも一度や二度ではありませんでした。

そして、国が違えば、また民族が違えば、価値観も気遣い方も違います。

私がよかれと思ってしたことでもそのようにとらえられないケースはよくあったし、反対に、インドネシア人なりの優しさ…と頭では理解しても、私にとっては不快に感じる出来事もありました。

だけど、そのようなことも含めて、「間違いがあればごめんなさい、ありがとうございました」と言って謝り、水に流し、笑顔でお別れできるのは、ロンボク島の人々の素敵なところだと思います。

私も、最後には全てを水に流し、笑顔でありがとうを伝えることができました。

このブログでも、間違いがあればごめんなさい。

インドネシアは広く、民族は多様、文化は奥深く、私が知らないこと、2年間で掘り下げられなかったこともたくさんあります。至らない点が多くあり申し訳ありませんでした。

また、同じロンボク島内でも、地域が違うと文化や人柄が若干異なります。誤認していたり、誤解を招く表現があればすみませんでした。

そして、最後までお読みいただきありがとうございました。

ブログを通して、少しでもインドネシアやロンボク島に興味を持っていただければ幸いです。

帰任後もロンボク島やインドネシア、世界の人々とかかわっていきたいと思います。

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