JICA海外協力隊の世界日記

笑顔あふれる、ロンボク島。

小学校で歯磨き指導。

先日、小学校での歯磨き指導に同行しました。
これは、プスケスマス(保健所+診療所)の歯科医師と歯科衛生士が、歯のモデルを使用して歯の磨き方を説明した後、実際に校庭で歯磨きを行う、というもの。
1回あたり40人ほどの子供たちを対象としており、きめ細かい磨き方指導…とまではいきませんが、どの子も熱心に歯を磨いています。
私は、補足説明という形で、なぜ寝る前と起きた後に歯を磨くのかを説明。
説明にあたっては、同任地に以前おられた先輩隊員が作成された紙芝居を使用させていただきました。
可愛らしい絵がいっぱいで、とてもわかりやすい紙芝居。子供たちも興味津々です。

この歯磨き指導、とてもわかりやすく実践的で、質の高さに驚いたのですが…、
気になってしまうのが、歯磨き後のごみ。
歯ブラシが入っていた袋に始まり、使用したプラスチックのコップ、口を拭いたティッシュ…、
使用済みのものは、なんでも地面に投げ捨ててしています。
インドネシアでは、ゴミのポイ捨ては日常茶飯事。これも文化か…と受け入れる姿勢を持つべきかと思いつつ、
ついつい「ごみはどこに捨てるの?」と小学生にお小言を言ってしまいます。

すると、私の行動に気付いた歯科衛生士が、「ごみは集めてゴミ箱へ!」と指導し始めました。
さらに、この歯磨き指導、管轄地域の複数の小学校で行っているのですが、他の学校に行った際は、歯ブラシの袋はあらかじめ回収してから歯磨きを始めたり、
私が言う前にスタッフが「ごみはゴミ箱へ!」と指導するようになりました。
お口はきれいに、環境もきれいに。
ささやかですが、小さな変化を嬉しく思っています。

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