JICA海外協力隊の世界日記

笑顔あふれる、ロンボク島。

インドネシア語を学ぶ。

インドネシアは多民族国家で、ロンボク島の大半を占めるササック族はササック語、というように、民族毎に異なる言語を使用しています。
同じインドネシア人でも、民族が異なる場合に使うのは共通語であるインドネシア語。テレビ番組や学校の教科書、会議の場など様々な場でインドネシア語を使用しています。
活動先の医師やごく一部の住民、また同じロンボク島でも観光地では英語が通じることもありますが、私が活動している地域の人々に英語はほとんど通じません。そのため、私も活動から日常生活まで、様々な場面でインドネシア語を使用しています。
(ちなみに、ロンボク島の民族が話すササック語は、私はほんの少ししかわかりません…)
先日、インドネシア語の検定試験を受験しました。
これは日本の検定協会が行なっている、インドネシア語を日本語に訳す問題や、日本語での質問を含む、日本人のためのインドネシア語の検定試験です。
この検定試験は決して隊員の義務ではなく、自主的に受験するものですが、せっかく今学んでいる言語だから…ということで受験しました。

インドネシアで活動する隊員は、任地に派遣される前に、日本での派遣前訓練時に約2ヶ月、インドネシアに赴任後約1ヶ月間の語学訓練を受けます。そのため、今までもひと通りのインドネシア語は学習してきています。加えて、日常生活や日々のボランティア活動などで、普段からインドネシア語を読み書きしています。
しかし、まだまだわからない単語、言い回しが本当にたくさんあります。
今回、試験勉強にあわせて何度も辞書を引き、新しい単語を学ぶことで、今までよくわからなかった単語を新しく理解することができたり、普段意味がわからなくてなんとなく聞き流していたインドネシア人との会話やテレビの言い回しが、今までよりも少しだけわかるようになってきました。
また、今までうまく伝えることができなかった言い回しを知り、他者にすぐに使える場にいるおかげで、異国の言葉で日々の会話や読み書きができるって、楽しいことなんだ!と思えるようになりました。
簡単な日常会話の先にある単語を使い、言いたいことをインドネシアの言葉で、よりお互いが誤解なく理解できるよう伝える。そのために、語学を学ぶのは大切なことなんだな、と改めて思いました。
とはいえ、試験前に新しい単語をいっぺんに詰め込んだものの、試験の出来はいまいち…そして、まだまだわからない単語がたくさんあります…。
これからもインドネシア語の勉強を続け、より人々とスムーズにコミュニケーションが取れるようがんばろう、と改めて感じた1日でした。

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