2017/03/06 Mon
文化
バウニャレ祭①
先日、ロンボク島で、バウニャレというお祭りに参加しました。
このお祭りは毎年2日間にわたり開催される、ロンボク島で最大級のイベントです。
1日目はパレード。任地でいちばん大きい町の道が通行止めとなり、様々な衣装を着た人々が練り歩きます。
多くの人々は、ロンボクの伝統衣装を着ていたり、伝統の音楽を奏でていましたが、
おみこしを担ぐ人や専門学校生のマーチングバンド、着ぐるみを着た子どもたち、はたまた全国チェーンのお店の制服の上から伝統衣装を着た人など、様々な人々が華やかに歩いていました。
このパレードには、学校や村単位で、様々な団体が参加していました。
活動の中で出会った友人、お世話になっている町の人々もいて、行ったことのある村や学校からの参加もありました。
そもそも、今回のパレードも私の住む町の友人が誘ってくれたもの。去年はパレードの存在すら知らなかったことを思うと、任地での人とのつながりを有難く思います。
そして、ロンボク島の人々の人懐っこいこと。
パレードで練り歩く町の知人達は、私の姿を見つけると「さやこー!参加しなさーい!!」としきりに手招き。
いやいや、私普段着ですから!とお断りしつつも、声をかけてくれることを嬉しく思います。
そうこうしていると、ひときわ大きい声が。
「さ・や・こー!乗りなさーい!!」
乗るって何に!?と思ったら、やってきたのは保健センターの車。
インドネシアの保健センターには、重傷患者様を病院に運ぶための車両があります。
(救急車にそっくりですが、緊急時に電話をしても日本のようにお迎えには行きません。日本の救急車のような車両もありますが、台数がごくわずかでありまだまだ普及していません。)
パレード開催地近隣の保健センターによって、病人が出たときのためにこの車両を走らせているとのことでした。
車両から顔を出した医師と看護師が、おいでおいで!としきりに手招き。
いやいや、私仕事着じゃないですから!とお断りしつつも、保健センターの試みを見学できたことを嬉しく思うのでした。
SHARE